ケイデン・コタードはニューヨークに住む劇作家。平凡だった彼の日常は、ある日を境に変わっていく。 額を切って病院へ行けば、原因不明の病気と診断され、家族からは、自分が演出した自信満々の舞台をけなされる。 夫婦仲も上手くいかず、遂には愛する妻と娘に捨てられてしまう。新しい恋人を作ろうとするも、優柔不断で逃げられて…。 そんな失敗続きで、人生に嫌気がさしていた彼の元に、マッカーサー・フェロー賞(別名“天才賞”)を受賞した知らせが届く。 大金と名誉を手に入れた彼は、人生をやり直そうとそのすべてを注ぎ込んだ、一世一代のプロジェクトを実行する。 それは、自分の頭の中に思い描いた理想のニューヨークを本物のニューヨークの中にもう一つ作り、誰も見たことのない舞台を上演する事だった。
害虫駆除を仕事にしている小説家志望の主人公ウィリアム(P・ウェラー)。彼は寸暇を惜しんでタイプライターに向かっているが、その分、本業がおろそかになっている。妻(J・デイヴィス)は麻薬に手をだし、廃人の一歩手前。そんな中、かつては中毒者だった彼自身、自分の売る怪しげな殺虫剤を試して、恐ろしい幻覚と溢れる想像力を交互に得るようになる……。W・バロウズの有名な同名小説を「ザ・フライ」「戦慄の絆」のD・クローネンバーグが監督した問題作。
あれから7年。サンフランシスコ市警のジャック・ケイツ刑事は暗黒街の陰のボス“アイスマン”追撃のため、唯一手がかりを握る、7年の務めを終えてムショを出たレジー・ハモンドと再びコンビを組むことに。2人は反目しあいながらも友情を温め、“48時間”の追跡劇にまたも挑戦する。
アニメ製作会社に勤めるティムは、妻と平凡な生活を送っていた。ところがある日、愛犬が緑色の奇妙なマスクを拾ってきたことから、彼の運命は一転。何とそれは、かぶった者の秘めたる欲望を解放する伝説のマスクだったのだ。そうとは知らずマスクをかぶったティムは、仮装パーティで緑色の怪人となって大騒ぎ。一躍ヒーローになった彼は帰宅後、そのままの勢いで妻とベッドイン。そして10ヵ月後、待望のベビーが生まれる。