香港映画「インファナル・アフェア」をマーティン・スコセッシがボストンに舞台を変えハリウッドでリメイクしたアクションサスペンス。レオナルド・ディカプリオとマット・デイモンが主人公の警察官とマフィアをそれぞれ熱演。名優ジャック・ニコルソンがマフィアのボス役で脇を固める。犯罪者の一族に生まれたビリー(レオナルド・ディカプリオ)は、自らの生い立ちと決別するため警察官を志し、優秀な成績で警察学校を卒業。しかし、警察に入るなり、彼はマフィアへの潜入捜査を命じられる。一方、マフィアのボス、コステロ(ジャック・ニコルソン)にかわいがられて育ったコリン(マット・デイモン)は、内通者となるためコステロの指示で警察官になる。
大学生2人が同級生を殺害し、衣装箱に詰め、その上に料理を並べ、さらに被害者の家族や恋人を招いてパーティを開く……という1時間半を、現実の時間と一致させて進行したアルフレッド・ヒッチコックの実験作。
国境の町に拡がる陰謀を描いたW・マスターソンのミステリ小説を、O・ウェルズが脚色・監督したフィルム・ノワールの傑作。 メキシコ国境の小さな町で起こった車の爆殺事件。偶然にも現場を目撃したメキシコ政府の特別犯罪調査官ヴァルガスは事件の捜査に乗り出すが、アメリカ側の担当者であるクインラン警部はヴァルガスの介入を露骨に拒否。だが上司の命令で、クインランはやむなくヴァルガスと共同捜査を開始する……。
1964年、ミシシッピーの小さな町から公民権運動家3人が突然消えた。事件解明のために派遣されたFBI捜査官の二人は、やがて恐るべき事実を暴き出す……。第一級の社会派サスペンス映画。アラン・パーカー監督作。
18世紀のパリの悪臭の中で生まれたジャン・バティスト・グルヌイユは、優れた嗅覚を身につけ、それを使って世界最高の香水を作り上げる。しかし、究極の香水を求めて香りを保存しようとする彼の仕事は暗転していく。
2人の白人青年に暴行を受けた黒人 少女の父親カールは自ら犯人を射殺する。陪審員全員が白人という圧倒的にカールに不利な状況の中、彼を助けるべく若き弁護士が立ち上がる。J.グリシャム原作の映画化。
ふとしたことから巻き起こった草野球チームと暴力団との抗争を描く。監督北野武として二作目の映画で、本作から脚本も手がける。
「ミュンヘン」「NY心霊捜査官」のエリック・バナの主演で、ジェイン・ハーパーのベストセラー小説を映画化したクライムサスペンス。干ばつにあえぐ閉鎖的な田舎町で起こった、現在と過去の2つの殺人事件を通し、オーストラリアの社会が直面する問題をリアルに描いた。 メルボルンの連邦警察官アーロン・フォークは旧友ルークの葬儀に参列するため、20年ぶりに故郷の小さな町に帰ってきた。ルークは、自身の妻子を殺した後に自らも命を絶ったのだ。町は長らく雨が降らずに干ばつに襲われており、ルークが事件を起こした背景にもそうした土地の事情があり、いわばルークも犠牲者だと思われていた。しかし、町にとどまって捜査を行うフォークは、未解決事件となっている過去の事件とも向き合うことになり、数十年も隔てた2つの事件がつながっているのではないかと疑い始める。 原作にほれ込んだバナが自らプロデューサーも務め、本作で約13年ぶりに母国オーストラリアの映画に主演した。
孤独な女性オオバカナコは、怪しいサイトのアルバイトに手を染めたことでどん底に陥り、とあるダイナーにウエイトレスとして売られてしまう。重い鉄の扉を開けると強烈な色彩が広がるその店の店主は、以前は殺し屋だった天才シェフのボンベロ(藤原竜也)。そこは、凶悪な殺し屋たちが次から次へと現れる、殺し屋専用のダイナーだった。
『ユージュアル・サスペクツ』の脚本を手がけたクリストファー・マッカリーが初監督を務めたクライム・サスペンス。ある男女が、大富豪・チダック夫妻が代理出産を依頼した女性を身代金目的で誘拐するのだが……。