宮崎駿監督が「ハウルの動く城」以来4年ぶりに手掛けた長編アニメーション。海辺の町で暮らす5歳の少年・宗介は、クラゲに乗って家出した魚の子ども・ポニョに出会う。すぐに仲良くなる彼らだったが、ポニョはかつて人間だった父・フジモトによって海に連れ戻されてしまう。ポニョは父の魔法を盗んで再び宗介のもとを目指すが……。アンデルセン童話「人魚姫」をモチーフに、人間になりたい魚と少年の心温まる交流を描いたファンタジー。

フランスの田舎町に暮らす夢見がちな少女ベルは、捕らえられた発明家の父を救出しに行った森の中の古城で、恐ろしい姿をした野獣と対面する。野獣はかつてわがままな王子だったが、魔法によって姿を変えられ、21歳の誕生日までに誰かを愛さなければ元の姿に戻れないという呪いをかけられていた。いつしか惹かれ合うベルと野獣だったが、一方、ベルに想いを寄せる乱暴者ガストンが野獣を倒すため森の城に向かっていた。

生まれたばかりのオーロラ姫は悪い魔女マレフィセントによって、16歳の誕生日までに死ぬと呪いをかけられてしまう。3人の妖精、フォーナ、フローラ、メリーウェザーは彼女を森に隠し、そこで姫を育てる。16歳の誕生日、妖精たちは姫を城に連れて帰るが、そこをマレフィセントに見つかり、姫は永遠の眠りへ。妖精たちは魔の城に捕まった姫の婚約者フィリップ王子を救出。王子はマレフィセントを倒し、姫も生き返る。

再び熱く燃えあがる砂漠の都アグラバー。ランプの精ジーニーに変身し、アラジンによってランプに閉じ込められた邪悪な右大臣ジャファーを盗賊アビス・マルがランプから呼び出してしまう。よりパワーアップしたジャファーは、盗賊たちを引き連れて、アラジンへの復讐を開始する。翼のある馬にまたがったジャファーたちの不気味な黒い影。大地は裂け、赤く煮えたぎった溶岩がアラジンたちを、のみ込もうとパックリ口を開けて待ち受ける。

本編はお城に嫁いだシンデレラのその後が舞台となっており、シンデレラに魔法をかけた妖精のおばあさんがシンデレラの物語を聞かせていく。お城に嫁いだシンデレラが初めて取り仕切ることになった晩餐会の話、ねずみのジャックが人間に変身してさまざまな人間たちとの交流を描いた話、シンデレラのお姉さん・意地悪なアナスタシアが町のパン屋の主人に恋をしてしまう話の3本立てで展開される。そして話を聞かされたジャックやガスは、それらの話を本にしてシンデレラにプレゼントすることを思いつくのだった。