愛する人を殺されたトラウマを抱え、正義も感情も捨て復讐にのみ生きる元警官・兼高(岡田准一)。そこに目をつけた警察は“関東最大のヤクザ組織へ潜入”という危険なミッションを強要する。潜入のきっかけは、組織の中で最もイカれたサイコボーイ室岡(坂口健太郎)への接触だった。警察のデータ分析によるとその男との相性は98%――。監督は『関ヶ原』『検察側の罪人』『燃えよ剣』と今と昔を切り取ってきた名匠・原田眞人。主演は原田と3度目のタッグとなる岡田准一。その演技力と多彩なアクションで数多の賞に輝く名優が、坂口健太郎と共に既存のイメージを180度変えた、狂おしいほどぶっ飛んだキャラクターに魂を吹き込む。さらに松岡茉優、北村一輝、大竹しのぶなど日本映画界最高峰のキャスト陣が、クセの強すぎる猛者たちを好演し、予測不能な物語をスリリングに描き出す。最高最強の狂犬コンビが組織をのし上がる、究極のノンストップ・クライム・エンタテイメント!
ミステリーの女王・アガサ・クリスティーの名作をオールスターキャストで映画化。 1930年代、アジアとヨーロッパを結ぶ国際列車オリエント急行で起きた殺人事件をめぐり、名探偵エルキュール・ポワロが、真犯人と事件の真相を追う。
害虫駆除を仕事にしている小説家志望の主人公ウィリアム(P・ウェラー)。彼は寸暇を惜しんでタイプライターに向かっているが、その分、本業がおろそかになっている。妻(J・デイヴィス)は麻薬に手をだし、廃人の一歩手前。そんな中、かつては中毒者だった彼自身、自分の売る怪しげな殺虫剤を試して、恐ろしい幻覚と溢れる想像力を交互に得るようになる……。W・バロウズの有名な同名小説を「ザ・フライ」「戦慄の絆」のD・クローネンバーグが監督した問題作。
マイアミで取立屋を行っているチリ・パーマーは無類の映画好き。ボスが急死したため、彼らの組織は悪党レイの傘下に入ることになったが、チリを嫌うレイは彼に取り立ての難しい仕事をまわす。飛行機事故で死んだ事になっているクリーニング屋レオの足どりを追ってベガスに赴いたチリは、レオの情報と引き換えにハリウッドのB級映画プロデューサー、ハリーからの借金回収を頼まれる。だが愛人カレンの家に押し入ったチリとハリーは意気投合し、いっしょに映画を作る話で盛り上がる。だがハリーは、ヤバイ商売で有名な会社から渡されていた映画資金を使い込んでいたのだ……。
動物管理局に勤めるウォルターは自分の誕生日に妻から妄想小説「ザ・ナンバー・23」という古本をプレゼントされた。ウォルターはその本を読んでいるうちに、本の中の主人公である探偵・フィンガリングと自分との多くの共通点を見つけ、その主人公が自分自身であり、自分の事が書かれている小説であると思い込む。本の中ではフィンガリングは「23」という数字に取り付かれていく。ウォルターも次第に「23」に取り付かれ、翻弄されていくのだった。世の中のあらゆる事象が「23」という数字に支配され、すべてが「23」に関連づけられている・・・と。ウォルターの身の回りの数字もすべてが「23」に見えてきた。日付、時間、車のナンバー、本のページ、エレベーターの階数、名前や言葉、番地、・・・。
夫婦で物件を見た帰り道、妻の運転で事故に遭ったジャーナリストのジョン。脳の奇病と診断を受けて病院に収容された妻は、不可解な言葉を残して他界するが……。1960年代にアメリカで実際に起きた数々の超常現象を描いた異色ホラー。
アナウンサー志望の女子大生、聖山環菜が父親を刺殺する事件が発生。環菜のドキュメンタリー本の執筆を依頼された公認心理師の真壁由紀(北川景子)は、面会や手紙のやり取りを重ね、環菜の周囲の人々を取材する。環菜に自身の過去を重ね合わせた由紀はやがて、心の奥底にしまっていた記憶と向き合うことになる。
能をテーマにした取材の為、吉野の天河神社を訪れた紀行ライターの浅見光彦は、変死体で発見された能の宗家・水上流長老の殺人容疑で逮捕される。すぐに容疑が晴れ釈放された光彦はその後、水上流後継者をめぐる殺人事件に関わってゆく。