作家エマ・ドナヒューのベストセラー小説をブリー・ラーソン主演で映画化。監禁された女性とその部屋で生まれ育った息子が外界へと脱出。そこから始まるさまざまな葛藤や苦悩、感動を描き上げていく。
1958年、南極。日本の第1次越冬隊員たちは、第2次隊員と交代すべく昭和基地を後にした。だが悪天候が続き、ついに第2次隊員たちは上陸を断念、越冬の中止が決定される。樺太犬の世話係を務めていた潮田と越智は、その知らせを聞いて驚愕する。基地には15頭の犬が残されているのだ。だがもはや連れ戻す余裕はなく、2人は断腸の思いで南極を後にする。帰国した潮田は、犬の飼い主たちへの謝罪の旅を始める。
児童福祉職への就職が決まっている束谷大学文学部社会学科4年生・堀貝佐世(佐久間由衣)は、アルバイトと学校と下宿先を行き来しながら、友人たちと退屈な日々を過ごしていた。そんな中、同じ大学に通う猪乃木楠子(奈緒)と出会い、痛ましい過去を持つ彼女と親しくなる。やがて、学内の知人・穂峰直(笠松将)の死をきっかけに、堀貝は何げない日常と隣り合わせにある残酷な現実を知ることになる。
19世紀のロンドン。貧しい人たちが暮らす施設で母親が亡くなった時に生まれた息子、オリバーは元気のいい少年に成長するが、飢えた子どもたちの心を代弁したために施設から追い出されてしまう。オリバーはすりの少年ドジャーと知り合い、彼の仲間に加わり、老紳士ブラウンローに初仕事を仕掛けるが失敗。だが、ブラウンローはなぜかオリバーのことを気に入る。やがてオリバーの親戚に関して意外な事実が明らかになっていく。
19世紀アメリカ、ネブラスカ。小さな集落で暮らす独身のメアリー(ヒラリー・スワンク)は、病で豹変した3人の女性をアイオワの教会まで連れて行く役目《ホームズマン》に立候補する。そしてその直後、彼女は木に吊るされた悪党ブリッグス(トミー・リー・ジョーンズ)に遭遇、処刑寸前だった彼を、旅に同行することを条件に助け出した。こうして始まった、孤独な女と大悪党の、約400マイル(650km)の長い旅。しかし、彼らを待ち受けるのは、地獄と形容され生きて帰ることもままならない最も危険な荒野だった!過酷な気候、狂暴な先住民、そして命を狙う盗賊たち…。2人は無事にこの任務を全うすることができるのか!? 日本では劇場未公開で、2016年に京都ヒストリカ国際映画祭で『ホームズマン』のタイトルで上映された。
ロバート・ベントン監督がモーガン・フリーマンを主演に迎えて贈る、大人のラヴストーリー。悩みを抱えた9人の男女が、それぞれの愛の形を見出すまでの人間模様を描き出す。不良息子との折り合いに悩む哲学教授を軸に愛を語る群像劇。