大ヒットとなった同名のミステリー小説の映画化。田舎で平凡な暮らしを送るハンクは、雪に覆われた森の中に墜落した自家用飛行機の中から現金440万ドルを発見する。この大金が自分達の未来を変えると信じた彼は、妻のサラ、どん底の暮らしを送る兄のジェイコブらと共に、現金を自分達の物にするための“シンプルな”計画を実行に移すが……。欲望が巻き起こす悲劇のクライマックスには、小説版とは異なるアレンジが加えられている。

ニューヨークのロー・スクールに通うマイクはある日、少しずつ貯めたポーカーの賞金3万ドルをテディーKGBとの対戦で一気に失ってしまう。恋人ジョーの説得もあって、マイクはこれを機にポーカーから足を洗って法律の勉強に専念することを決意する。 しかし、友人でギャンブラーのワームの出所を境にこの決意は崩れ、マイクは闇賭博のポーカーの世界へ引き込まれていく。

大学時代にクラスメイトだったケイティとバベルは、第二次世界大戦末期に再会し結婚する。しかし政治運動に没頭するケイティと脚本家を目指すバベルは、次第に違う道を歩き始めることに……。激動の時代を生き抜いた男女のラヴ・ストーリー。

銀行で貸し付けを担当しているバツイチ男カール・アレン。離婚して以来、私生活では友人の誘いをいつも断り、仕事ではローンの申請書に却下のスタンプを日々押し続けている味気ない人生を送っていた。ある日、親友の婚約パーティまでもすっぽかしてしまったことで友人から生き方を変えない限り、お前はひとりぼっちになると脅されとあるセミナーへ参加することになり主宰者から、意味のある人生を送るための唯一のルールは如何なることでも全て「イエス」と言うだけと説かれ「イエス」を連発していくと次第に物事が好転し始めるのだった。

会社をクビになり、電車に乗ろうとするヘレン。乗れた場合は隣に座った男性と意気投合。乗れなかった場合は……。一人の女性の二つの可能性を同時進行で描いた、新感覚のラヴ・ストーリー。

浜辺に打ち上げられたメッセージ入りのボトル。そのボトルに出会った女性とそのメッセージの主の男性が出会い……。ケヴィン・コスナーとロビン・ライト・ペンによる感動のラヴ・ストーリー。

ホテルの設備係のスキーターは、一週間ほど姉の子ども達を預かることに。彼は夜になると幼い兄妹を寝かしつけるため、自分を主人公にした思いつきの物語を語る。ところが、子ども達はスキーターの話を横取りして勝手に物語を奇想天外なものに変えてしまう。すると翌日、子ども達が昨晩語っていた「空からガムが降る」というありえないような出来事が現実に起こる。さらにその後も、子ども達が作った話だけが次々に起こる。

第二次世界大戦からの復興が進む1954年冬、しんしんと雪が降り積もるワシントン州サン・ピエドロ島。漁に出た男が溺死し、日系人カズオ・ミヤモトが殺人容疑で逮捕される。裁判所には夫を見守る妻ハツエと、複雑な思いで彼女を見守る新聞記者イシュマエルの姿が。二人は幼少時を共に育ち、密かに心をかよわせた過去があった。やがてイシュマエルは裁判を左右する意外な真相を探り当てるが、法廷に提出することをためらう。戦争によって引き裂かれたアメリカ青年と日系女性の心の軌道が美しいフラッシュ・バックで謳いあげられていく。