1970年代初頭、まだ人種差別が大きな問題となっていたアメリカで実際にあったエピソードを基にしたスポーツ・ヒューマン・ドラマ。1971年、バージニア州。とある町で白人の高校と黒人の高校が統合されることになる。その結果、両校にそれぞれあったフットボール・チームも1つに統合されることとなった。人種差別が根強い地元住民が反発するなか、アメリカ初の人種混成チームが誕生、さまざまな苦難を乗り越え、チームはひとつにまとまっていく……。

2004年夏、イラク・バグダッド郊外。アメリカ軍爆発物処理班・ブラボー中隊のリーダーに、ウィリアム・ジェームズ二等軍曹が就任する。まるで死への恐怖などないかのように遂行されるジェームズの爆発物処理の様子に、仲間のサンボーン軍曹らは不安を抱くようになり……。<イラクに駐留するアメリカ軍の中でも、最大の危険を伴う爆発物処理班の兵士を描き、2009年の賞レースを席巻した戦争アクション。命知らずの兵士と仲間との確執と友情を軸に、緊張感あふれる爆発物処理の現場をリアルに映し出す。監督はキャスリン・ビグロー。レイフ・ファインズやガイ・ピアースらが脇を固める中、ジェレミー・レナーが任務に命を懸ける主人公を熱演。迫力ある戦場の描写と、兵士の勇気の裏にひそむ心理の繊細な描写に驚がくさせられる。>

18世紀を代表する仏文学者、マルキ・ド・サド侯爵の晩年を描いたドキュメンタリー。猥褻文書の罪で監禁、ますます執筆活動にのめりこむサド侯爵と、その著書に翻弄された人々をユーモアたっぷりに描いた真実の物語。

大国アメリカが恐怖に震えたキューバ危機の13日間を描く問題作。J.F.ケネディ大統領時代の、世界大戦への危機回避の裏側で起きた男たちの決断を描くスリリングなドラマ。

ブーリン家の美しい姉妹アンとメアリー。移り気な国王ヘンリー8世の寵愛を巡る2人の確執を軸に、ヨーロッパの歴史を揺るがした大スキャンダルを描く歴史映画。

パリで開かれた学会に出席した米人医師とその妻。しかし、妻が突然何者かに誘拐されてしまったことから、医師は言葉の通じないパリを奔走し、妻の行方を追う。

巨匠リドリー・スコットが突きつける、空前のアクション・サスペンス大作! レオナルド・ディカプリオと、アカデミー俳優ラッセル・クロウ――ハリウッドきっての豪華2大スターが顔を合わせ、いま至極の「嘘の世界」〈ワールド・オブ・ライズ〉が、その幕を開ける! 世界を救おうとする2人の男。CIA工作員のロジャー・フェリス(ディカプリオ)と、彼の上司であるベテラン局員、エド・ホフマン(クロウ)。 フェリスは、世界中の情報網の中枢に潜入し、現場を知らない上司にキレながらも、命を張って働く男。一方のホフマンは、平和な自宅や安全な本部から電話一本で命令し、部下の意見は無視する冷酷な男だ。 そんな生き方も考え方も違う2人の目的はひとつ。地球規模の爆破事件のリーダーを捕まえること。 足跡すら残さない正体不明の犯人をおびき出せるのは、「世界一の嘘」しかない。フェリスとホフマン、そして他国の諜報部の、息もつけない頭脳戦が始まった!  果たして世界を救うのは、いったい誰のどんな嘘か──?

湾岸戦争で戦死した女性パイロットに対し、名誉勲章候補者調査を進めるが兵士たちの証言はどれも食い違う……。得意のラブ・コメディとは違うジャンルで熱演したメグ・ライアン主演のヒューマン・ドラマ。

ある企業から重要書類を盗み出した男。彼は追っ手を逃れ、パリの地下に網の目のように拡がる地下道に紛れ込む。そこには地上とは異なる、別の世界があった……。近未来を舞台に、パリ地下水道をエキセントリックに描き出したSFアドヴェンチャー。ランベールとアジャーニの無機質な表情と作品世界が実にマッチしているL・ベッソン監督作品。

1968年、ロサンゼルスのアンバサダーホテルで起きたロバート・F・ケネディ暗殺事件をきっかけに、引退したドアマン、ホテルマネージャー、ラウンジ歌手、バスボーイ、美容師などの人生が交錯する。