自らゲイと公言し、社会的弱者の権利獲得を訴えたサンフランシスコの市政執行委員。が、その活躍を目障りに思った男に殺されてしまう。事件の顛末を、彼の活動と共に描いた傑作ドキュメンタリー。

1963年5月、ゴダール『軽蔑』の後半部分を占めるカプリ島での撮影現場を訪れたロジエは、そこで撮影したフッテージをもとに二本の短篇を製作する。『パパラッツィ』では、ブリジット・バルドーを一目見ようと集まる群衆や、スクープ写真を狙うパパラッツィに焦点をあて、『軽蔑』を外側から捉えようとする。