第二次大戦中、ナチの手から逃れるためにユダヤ人であることを隠して生きのびた、ソロモン・ペレルの実話に基づく人間ドラマ。監督・脚本は、「コルチャック先生」(脚本)のアグニエシュカ・ホランド。製作は「冬物語」のマルガレット・メネゴスと「ドイツの恋」のアルトゥール・ブラウナー。撮影はヤツェク・ペトリツキ。音楽はズビグニエフ・プレイスネルが担当。主演はドイツのテレビドラマに出演していた、本作が映画初出演のマルコ・ホーフシュナイダー、「ボイジャー」のジュリー・デルピー。
ケイン号の新艦長クイーグは、その異常な行動から徐々に信望を失っていく。やがて台風に遭遇し、艦長が正気を失ったため、副官マリクが指揮を取り危機を脱するが、それが反逆罪とされてしまう。
1917年、司祭に任ぜられたファーモイルは聖ヨハネ教会の助任司祭として就任した。しかし、リアリストの主任司祭と理想を追うファーモイルは対立し、自分の意見を発表するために本を著した。これがボストン大教区の枢機卿グレノン大司教に知れ、いなかの貧しい教区に転任させられが、ここで病身をおして教区の人たちに心を砕く神父に会い、謙遜の尊さを知る。グレノン大司教はファーモイルの成長を知り、再び自分の下に呼びもどし秘書とした。ボストンの家に帰ったファーモイルは妹モナが異常妊娠で苦しむのを目の当たりにするが聖職につく身では堕胎をすすめられず妹は亡くなる。