<15歳の夏、僕は彼に出会った―>陸上部に所属するシーヘルは、チャンピオンシップ大会に向けて結成された強化チームに選ばれ、同じく選手として選ばれた自由快活で爽やかな少年マークと出会う。ある日、練習の後、友達と泳ぎに出かけ二人きりになったマークとシーヘルはお互いに引き寄せられるようキスをしてしまう。ガールフレンドのイェシカと会っていても、シーヘルの頭の中にはマークが浮かんでばかり。その気持ちは友情なのか愛情なのか自分でもよくわからない。
コンピュータ・マニアの高校生デビッドは,ゲーム会社のネットワークに不正アクセスして発売前の最新ゲームを盗み出そうとする。アクセスに成功し画面に現れたのは,あらゆる状況を想定した戦争シミュレーションのリストだった。大喜びのデビッドは「全面熱核戦争」を選びゲームを始める。攻撃目標はラスベガスと地元シアトルだ。同時刻、北米大陸防空司令部の戦略コンピュータは、ラスベガスとシアトルに核ミサイルが接近中とのミサイル警報を発令する。
ある夏の日、元ドラァグクイーンのなっちゃんが急死する。翌日、なっちゃんが営んでいた店に集まったバージン(滝藤賢一)、モリリン、ズブ子のドラァグクイーン3人は、なっちゃんが自身のセクシャリティーを家族に秘密にしていたことを知る。秘密が遺族に知られないよう彼女の家へ片付けに向かうものの、なっちゃんの母・恵子(松原智恵子)と鉢合わせてしまう。彼らは何とかその場を切り抜けるも、恵子から故郷の岐阜県郡上市に来て葬儀に参列するよう頼まれる。