ジョン・A・ルッソの原作を、CM監督出身のジョージ・A・ロメロが監督した歴史的作品であり、ゾンビ映画の記念碑的作品。全編に横溢するカニバリズムや反モラル的ラストなど当時のタブーに挑戦した内容は、根底に流れる独自のヒューマニズムが制作当時の世相を反映しており、賛否両論あったがロングランを続けた。結果として、ニューヨーク近代美術館にも所蔵されるカルト・クラシックとなっており、アメリカ国立フィルム登録簿に永久保存登録されている。父の墓参りの途中、バーバラと兄のジョニーは生ける屍に襲われる。兄を殺された恐怖と悲しみの中、バーバラは近くの民家に逃げ込む。民家には黒人青年のベンのほか、若いカップル、中年夫婦と大怪我を負ったその娘が集まってくるが、外部との連絡も取れないまま、周囲はゾンビの群れに取り囲まれていた。ドアや窓を塞ぎゾンビの侵入を防いだうえで脱出の方策を探るベンに対し、地下室に籠ることにこだわるハリーが対立する。ゾンビたちが人間を食い殺していることをテレビで知ったバーバラたちは、最寄りの避難所への脱出を試みる。

名優ジェームズ・キャグニーの狂気的な演技が光るギャング・アクションの傑作。ラオール・ウォルシュ監督の名演出で、ギャング映画やフィルムノワールの古典となった作品。 冷酷非情なコーディ・ジャレット率いるギャング団は、列車強盗に成功し大金をせしめる。だが、警察の捜査から逃れるため、コーディはやむを得ず自らも軽犯罪で自首して刑務所に服役することに。しかし、彼を追う財務省は、潜入捜査官のハンクを囚人に仕立て刑務所へ送り、コーディに近づける。そんな中、妻バーナと部下のエドの裏切りで、最愛の母親が殺害されたことを知ったコーディは、ハンクを連れて刑務所を脱獄するが…。

379歳のヴィアゴら4人のバンパイアは、ニュージーランドの首都ウェリントンで一軒家をシェアし、夜な夜な外で遊び歩く愉快な日々を送っていた。そんなある日、長老格のピーターが大学生ニックをうっかり甘噛みし、バンパイアに変えてしまう…。

胡桃(阿部菜々実)、由紀(長月翠)、悠里(間島和奏)は、学校で共同生活を送っていた。しかし、この学校の教室の机や椅子は無残に倒され、床には割れたガラスの破片が散乱しており、さらに彼女たちは痛みを感じない“かれら”の脅威から身を守りながら暮らしていた。ある日、胡桃と悠里が美紀(清原梨央)を発見する。

エルモア・レナードの原作をグレン・フォード主演で映像化した異色ウエスタン。牧場主・ダンは駅馬車が襲われる現場を目撃し、保安官に通報。一味の首領・ウエイドを逮捕した。そして、ダンはウエイド護送を買って出るが……。

昼夜問わず走り回るが、実績はどん底、挙げ句の果てに解散の危機を迎える麻薬班。これ以上引き下がることのできないチームの年長者であるコ班長は、国際犯罪組織の国内麻薬密搬入情報を入手し、チャン刑事、マ刑事、ヨンホ、ジェフンの 4人のチーム員たちとともに潜伏捜査に出る。麻薬班は24時間監視のため、犯罪組織のアジト前にあるチキン屋を買い取り、偽装創業をおこなうことに。まさかの絶対味覚を持つマ刑事の隠れた才能でチキン屋は一躍名店としての噂が広まる。捜査は後回し、チキン商売で目まぐるしいほどに忙しくなった麻薬班に、ある日絶好の機会が訪れるのだが…。犯人を捕まえるのか、鶏を捕まえるのか!

1960年代反体制運動のリーダーとFBIの若手捜査官が繰り広げる珍道中を、「イージー・ライダー」のデニス・ホッパー&人気TVシリーズ「24」のキーファー・サザーランド共演で描いたロードムービー。かつてヒッピーたちのカリスマ的存在だった活動家ヒューイは、長きにわたる逃亡生活の末、ついに逮捕される。ヒューイの護送を命じられた真面目なFBI捜査官ジョンは長距離列車で刑務所を目指すが、その途中でヒューイに騙され、彼の代わりに留置所に入れられてしまう。

チーズ会社社長にしてスイス大統領であるマイリは、独裁者として君臨していた。そんななか、アルプスに暮らすハイジの恋人・ペーターが闇チーズ売買の罪で処刑され、ハイジのおじいさんも山小屋ごと爆殺される。愛する者を失ったハイジは、復讐の鬼と化し…。