ニューヨークの出版社に勤めるやり手の編集長マーガレット。40代独身で妥協を許さない彼女は、部下たちから“魔女”と恐れられていた。ある日、彼女は入国管理局から国外退去を命じられる。カナダ国籍の彼女は、忙しさでビザの申請を忘れていたのだ。なんとか処分を逃れたい彼女は、その場にいたアシスタント、アンドリューと結婚するとでまかせを言ってしまう。だが、もし嘘が発覚すれば両者とも重罪に問われることになってしまう。
タイムトラベラーとなった少女グウェンは、パートナーのギデオンとともに、秘密結社“監視団”の任務を遂行することになった。その任務とは、12人の時間旅行者全員の血を集めて“クロノグラフ”の真の力を引き出すこと。だが監視団を完全には信頼できないグウェンは、真実を知るため、失踪した時間旅行者のルーシーとポールをひそかに捜し始める。一方、監視団の創設者サンジェルマン伯爵はグウェンの動きに不審を抱く。
キャスリーンは、母親の代から続く小さな絵本の店を経営している。彼女は“ショップガール”というハンドルネームを持ち、顔も知らない“NY152”というハンドルネームの男性とメールのやり取りをすることを日々の楽しみにしていた。彼女の本屋の近くに大手の本屋チェーンがオープンするが、その経営者が実は“NY152”のジョーであった。彼も“ショップガール”とのメール交換を心の糧にしていたが、二人は顔を合わせると喧嘩が絶えなかった。そんなときキャスリーンは“NY152”から直接会わないかと提案される…。