人間界「渋谷」とバケモノ界「渋天街」は、交わることのない二つの世界。ある日、渋谷にいた少年が渋天街のバケモノ・熊徹に出会う。少年は強くなるために渋天街で熊徹の弟子となり、熊徹は少年を九太と命名。ある日、成長して渋谷へ戻った九太は、高校生の楓から新しい世界や価値観を吸収し、生きるべき世界を模索するように。そんな中、両世界を巻き込む事件が起こり……。<『サマーウォーズ』の細田守が監督を務め、人間界とバケモノ界が存在するパラレルワールドを舞台に孤独な少年とバケモノの交流を描くアニメーション。人間界「渋谷」で一人ぼっちの少年と、バケモノ界「渋天街」で孤独なバケモノ。本来出会うはずのない彼らが繰り広げる修行と冒険を映す。バケモノと少年の声を役所広司と宮崎あおいが担当するほか、染谷将太や広瀬すずら人気俳優が声優として名を連ねる。不幸な少年が身勝手なバケモノとの出会いにより成長し、絆を深めていく感動的な物語に期待。>

野良犬だったベラは、退役軍人病院で働いている学生のルーカス(ジョナ・ハウアー=キング)に保護される。成長したベラはある日、家から600キロメートルも離れた場所で迷子になる。ベラはルーカスに会いたい一心で、家族が住む家を目指す。

「アート・アニメーションの神様」として世界中のアニメーターたちから尊敬を集めるロシア人アニメーター、ユーリー・ノルシュテイン監督が第3作にして初めて単独で監督を務め、ウラジーミル・ダーリ原案によるロシア民話「キツネとウサギ」をモチーフに描いた短編アニメ。キツネに家を乗っ取られたウサギが、オオカミやクマ、ウシといった強そうな動物の力を借りるも上手くいかず、雄鶏の意外な活躍で家を取り戻すまでを描く。ノルシュテイン監督が美術監督を務める妻ヤールブソワと共に、民衆美術を取り入れながらキャラクターデザインを考案。鮮やかな色彩で高度に様式化されたガラジェッツ絵画のデザインが全面的に用いられている。