韓国で実際に起きた未解決殺人事件をリアルな演出で映画化。86年、ソウル近郊の農村で、同じ手口による若い女性の惨殺事件が連続して発生。地元の刑事パク・トゥマンとソウル市警から派遣された刑事ソ・テユンは対立しながらも捜査を続け、有力な容疑者を捕らえるのだが。監督ポン・ジョノは99年に「ほえる犬は噛まない」でデビュー、2作目の本作で韓国のアカデミー賞・大鐘賞の作品賞・監督賞・主演男優賞・照明賞を受賞。
マッティ刑事にパリまで夜行列車で護送されていたボーゲルは、刑事が寝入ったすきに手錠を外して逃亡を図る。一方、刑務所を出所したコレ―は、貸しのあったリコを訪ね、貸しを返すことを求めるがリコは断る。リコを脅して大金を奪ったコレ―は車でパリに向かうが、そのトランクには列車から脱出したボーゲルが隠れていた…。
死刑廃止論者である元大学教授のデビッド・ゲイルが、元同僚の女性コンスタンスをレイプ・殺害した容疑で死刑宣告を受ける。彼は自らの手記を綴るため、女性新聞記者ビッツィーを呼び寄せる。ゲイルの話を聞くうちに、ビッツィーは彼は冤罪ではないかと考え始めた。
香港黒社会のギャング・ホーは、相棒マークとともに大組織のボス、ユーのもとで働く。そんなホーの弟キットは警察官だが、兄の仕事を知らない。ある日、組織の仕事で台湾に向かったホーは取引の最中、警察に逮捕されてしまう。同じ頃、香港ではホーを憎む組織の刺客がホーの父親を殺し、キットは兄を憎むように。3年後、刑務所を出所したホーは、かつての舎弟シンがのし上がって組織を仕切っていると知り、マークと復讐の戦いへ。
逆境の中にあってもたくましく生きていく女性の姿を、「イゴールの約束」のダルデンヌ兄弟が描いた作品。キャンプ場のトレーラーハウスで酒浸りの母と暮らす少女ロゼッタ。ある日、彼女は理由もなく職場をクビになってしまう。ロゼッタは厳しい社会の現実にぶつかりながらも必死で新しい仕事を探しつづけるのだが……。99年のカンヌ映画祭でパルムドールと主演女優賞を受賞。
ブエノスアイレスの刑務所にテロリストのヴァレンティンとホモセクシュアルのモリーナは同じ監房に入れられた。二人の間に恋愛感情が芽生えるが……。社会から断絶した二人の男の愛を描いた、ウィリアム・ハート主演の衝撃作。
猛吹雪の原野を暴走する巨大機関車。鉄道管制本部のコンピュータでも制御できないこの機関車の中には2人の脱獄囚が乗っていた……。ロシアの巨匠アンドレイ・ミハルコフ=コンチャロフスキー監督が黒澤明の原案をもとに映画化した作品。
10歳の少女ジェライザ=ローズは、元ロックスターでジャンキーのパパと同じく、ジャンキーのママと共に暮らしいていた。ある日、オーバードーズでママを亡くしたパパとジェライザ=ローズは、バスに乗ってテキサスにあるお祖母ちゃんの家を目指す。<悲惨な現実を生きる少女ジェライザ=ローズが、少女ならではのイマジネーションを使って、奇妙で不可思議な冒険を繰り広げるファンタジー。アメリカの人気作家ミッチ・カリンの「タイドランド」を、テリー・ギリアムが奇想天外なギリアム版「不思議の国のアリス」に仕上げた。>
あれから7年。サンフランシスコ市警のジャック・ケイツ刑事は暗黒街の陰のボス“アイスマン”追撃のため、唯一手がかりを握る、7年の務めを終えてムショを出たレジー・ハモンドと再びコンビを組むことに。2人は反目しあいながらも友情を温め、“48時間”の追跡劇にまたも挑戦する。
18年の刑期を終えて出所したエルウッドは、相棒ジェイクの死を乗り越えてバンドを再結成しようと決意。孤児のバスターを新しい相棒に、昔の仲間たちを集め、130歳のブードゥーの妖女が主宰する勝ち抜きバンド合戦に向けて出発する。警官隊や過激な右翼団体に追われながらも、どうにか目的地のルイジアナにたどりついたエルウッドたち。そこには、最大の敵ルイジアナ・ゲーター・ボーイズが待ち受けていた!