秋の公園で、老人のゲーリーがチェスを指している。 実はゲーリーは1人きりで、チェスボードの両サイドを行き来してチェスを指しているのだ。黒を指すゲーリーと白を指すゲーリーとではペルソナが変わり、まるで別人のよう。 黒のゲーリーは次々に白の駒を取っていき、ついには白はキングを残すのみとなる。窮地に追い込まれた白のゲーリーが心臓を押さえて倒れてしまう。黒が慌てて、気を逸らしたすきに白はボードの向きをくるっと回す。
地球の探査にやって来て一人取り残された異星人と少年の交流を暖かく描き上げたSFファンタジー。森の中に静かに降り立つ異星の船から現れる宇宙人たち。だが彼らの地球植物の調査は人間たちの追跡によって中断される。宇宙船は急いで空に舞い上がるが一人の異星人が取り残されていた。森林にほど近い郊外に住む少年エリオットは裏庭でその異星人と遭遇、彼をかくまう事にする。兄と妹を巻き込んで、ETと名付けられたその異星人との交流が始まったが、ETの存在を知っているのはエリオットたちだけではなかった……。
電線に15羽の小鳥たちが並んで止まっていたが、その真ん中に大きな鳥が1羽、割り込んで止まる。大きな鳥の体重で電線が撓み、小鳥たちは窮屈になってしまう。小鳥たちは大きな鳥を振り落すが、その反動で電線の撓みが無くなったことにより小鳥たちは全員上に飛ばされ、羽が全て抜ける。そんな小鳥たちを見て、大きな鳥は爆笑するのだった。
少年クリストファー・ロビンが、親友のくまのプーや仲間たちと別れてから長い年月が経った。大人になった彼は、妻と娘と共にロンドンで暮らし、 仕事中心の忙しい毎日を送っていた。ある日、家族と実家で過ごす予定だった週末に仕事を任されてしまう。そんな折、彼の前にかつての親友プーが現れ、森の仲間を一緒に探してほしいと頼まれたので子供の頃プーたちと過ごした“100エーカーの森”へ行く。仲間たちとの再会に喜びと懐かしい日々を感じながらも、仕事のため急いでロンドンに戻ったクリストファー・ロビンは、森に会議の重要な書類を忘れてきてしまう。