かつてCIA工作員として政府の影の仕事を行っていたブライアンだが、退職し今はアメリカで危険の無い仕事をしながら離婚した妻との間にできた愛娘キムに会ったりして日々を平和に過ごしていた。 ある日キムは友人と二人だけでパリ旅行をしたいとブライアンにせがむ。子供達だけで危険な海外旅行に行く事は当然許しがたい事であったが、悲しむキムについつい旅行を許してしまう。 パリについたキムたちは、空港で外国旅行者を狙う犯罪グループに目をつけらていたのだった。宿泊先で父と電話中だったキムは友人が大胆にも室内で誘拐される様を目撃してしまう。 父の咄嗟の指示により犯行一味の手がかりを話ながらキムも無情に連れ去られてしまう。取り残された携帯電話に犯人が出た気配に気付き、ブライアンは呼びかける。 「私には長年にわたって培った特殊なスキルがある。娘を返せ。さもなければお前を探し出し、殺す」 犯人は電話を切るがそこから得られた本当に僅かな手がかりを辿ってブライアンの娘を取り戻す孤独な強行作戦が始まる。

1991年、香港マフィアのドンが暗殺される。ウォン警部は次のボスに扱いやすいサムがなることを望むが、結局ドンの次男ハウが権力を握る。

ジョー率いる武装犯罪集団が、香港のとある銀行を襲撃。彼らは大胆不敵にも、自ら警察に通報して現場に駆けつけた警察官たちを撃退。香港警察のチャン警部は、特捜部を率いて彼らのアジトに踏み込むも、待ち構えていたジョー一味の罠にはまり、目の前で部下たちがあえなく皆殺しにされるのをなす術もなく見守ることに。事件後、すっかり絶望してどん底の人生を送っていたチャンに、ジョーから再び新たな挑戦状がたたきつけられ…。

昼夜問わず走り回るが、実績はどん底、挙げ句の果てに解散の危機を迎える麻薬班。これ以上引き下がることのできないチームの年長者であるコ班長は、国際犯罪組織の国内麻薬密搬入情報を入手し、チャン刑事、マ刑事、ヨンホ、ジェフンの 4人のチーム員たちとともに潜伏捜査に出る。麻薬班は24時間監視のため、犯罪組織のアジト前にあるチキン屋を買い取り、偽装創業をおこなうことに。まさかの絶対味覚を持つマ刑事の隠れた才能でチキン屋は一躍名店としての噂が広まる。捜査は後回し、チキン商売で目まぐるしいほどに忙しくなった麻薬班に、ある日絶好の機会が訪れるのだが…。犯人を捕まえるのか、鶏を捕まえるのか!

孤独な女性オオバカナコは、怪しいサイトのアルバイトに手を染めたことでどん底に陥り、とあるダイナーにウエイトレスとして売られてしまう。重い鉄の扉を開けると強烈な色彩が広がるその店の店主は、以前は殺し屋だった天才シェフのボンベロ(藤原竜也)。そこは、凶悪な殺し屋たちが次から次へと現れる、殺し屋専用のダイナーだった。

技術的には可能だが人間のクローン製造が6d(シックス・デイ)法によって禁じられた近未来。ある日自宅に戻ったチャーターヘリのパイロット、アダムは、そこで自分と寸分違わない男と出くわす。もちろん双子の兄弟などいない彼は、その男が自分のクローンだと確信するが、そのとき、武装した謎の一味が彼を襲う。家も家族もクローンに奪われ、理由も分からず追われる身となったアダムは、事態の全容を確かめるために奔走する。

『アメリカン・ビューティー』で見事アカデミー賞主演男優賞に輝いたケヴィン・スペイシーの初監督作。強盗犯が逃げ込んだ地下のバーを舞台に繰り広げられるスリリングな密室劇。