名門音楽学校へと入学し、世界に通用するジャズドラマーになろうと決意するニーマン。そんな彼を待ち受けていたのは、鬼教師として名をはせるフレッチャーだった。ひたすら罵声を浴びせ、完璧な演奏を引き出すためには暴力をも辞さない彼におののきながらも、その指導に必死に食らい付いていくニーマン。だが、フレッチャーのレッスンは次第に狂気じみたものへと変化していく。

容姿は冴えないが天才的なセンスをもつ無名のミュージシャンであるウィンスロー・リーチは、誰の後ろ盾もなく自分の曲を懸命に売り込もうとしていた。その最中に無名で駆け出しの女性歌手フェニックスの才能を見出し、ともにその将来を夢見る。だが間を置かず、大手レコード会社「デス・レコード」社長のスワンに曲を奪われ、美しい彼女は身体を奪われかけ、自身は無実の罪で投獄される。獄中でスワンが自分の作品に醜悪なアレンジを施し、大々的に売り出そうとすることを知ったウィンスローは激怒し、脱獄してレコード会社に乱入するが、警官に制止された際、誤ってプレス機に頭を挟まれ、顔と声が潰れてしまう。

孤児院で育ったエヴァンには豊かな音楽の才能が備わっていた。ある晩、エヴァンは不思議な音を追い、施設からマンハッタンへと導かれる。さまざまな出会いにより、エヴァンの音楽の才能は開花。同じころ、離ればなれとなっていた両親も、それぞれの思いを胸にニューヨークへと赴いていた。

名匠アラン・パーカーによる青春映画。ニューヨーク・マンハッタンの芸能学校を舞台に、一流のアーティストを目指して奮闘するさまざまな若者たちの姿をドキュメンタリータッチで描いた青春群像ドラマ。アカデミー作曲賞、歌曲賞受賞。 音楽・ダンス・演劇の世界に若き才能を輩出するニューヨークの公立芸能学校に、期待に胸膨らませてやってきた若者たち。才能に満ちあふれた者や、挫折し別の道を歩む者、それぞれがさまざまな出会いを通して新しい日々をむかえる。

1970年代ニューヨークの伝説のディスコ“54”。そこに集う人々の姿を描いた、狂乱と退廃の渦巻く青春を描いた人間ドラマ。ジャンキーでバイ・セクシャルなオーナー役のM.マイヤーズが強烈。