物質移動と遺伝子組み換えについて研究している科学者セスは、物質を別の空間に転移する新装置“テレポッド”を発明する。セスと出会った雑誌記者のベロニカは装置のことを特ダネにしようと彼に提案し、やがて2人は愛し合う仲になる。やがてセスは自ら“テレポッド”の実験台になるが、装置の中に1匹のハエがまぎれ込んでいたせいで、彼の肉体に異常な変化が。なんとセスの肉体に、少しずつハエのような特徴が現われてくる。

長い単身赴任を終え、妻アンナのもとに戻ったマルクは、妻の冷やかな態度に傷つく。ようやく、その不倫相手ハインリッヒと対峙するが、彼から“第三の相手”の存在をほのめかされたマルクもまた愛に苦しむ。だが一人息子ボブの通う学校にやって来たマルクはそこで妻と瓜二つの教師ヘレンと出会い、彼女に強く惹かれていく…。

兄嫁と不倫に耽り、荒んだ生活を送っていたフランク・コットン。組替えにより究極の性官能を味わう事のできる伝説のパズルボックスを手に入れるが人知れず行方不明となってしまう。フランクの失踪後、兄ラリーは家族と共に空き家となっていたフランクの家へ引っ越してくる。引越し作業中、ラリーは手に傷を追うがその滴り落ちた一滴の血により異形の地獄から肉達磨のような姿に変わり果てたフランクが蘇る。彼はパズルボックスの力で快楽の奈落に囚われていたがラリーの血によって現世へ復活することができたのだった。しかし完全に人間に戻るには生贄の血が足らない。そこでかつて不倫関係にあった兄嫁ジュリアを再びたぶらかし、次々と生贄を家に呼び込みその血を奪い取る。ジュリアの不審な行動を怪しんだ娘のカースティは、飛び込んだ部屋にいる皮膚のない恐ろしいフランクとジュリアのたくらみを知り、パズルボックスを奪って逃げる。逃げた先で興味本位からパズルボックスを組替えてしまったカースティの前に突如として魔界が繋がり、そこから恐ろしい形相の魔導師が現れカースティを苦痛と快楽の地獄に引き込もうとする・・・

画家のデジーはスランプに陥り、数カ月間作品を仕上げられずにいた。しびれを切らしたクライアントから援助を打ち切られ、家賃も払えなくなる。現実から逃避するように酒とドラッグに溺れるデジーは、「ブリス」というドラッグを吸引すると意識を失う。

ライズナー研究所の資金集めを目的としたパーティで、デヴィン・ヴィリアーズ博士が殺される。 シアトル市警のフランク・ターナーとリサ・マルティネス両刑事が駆けつけると、現場には血に染まった裸足の足跡が残されていて、誰からも目撃されぬまま逃走した犯人に疑問を抱く。署に戻ったフランクとリサは、犯人が次に狙うとみられるマギー・ダルトン博士を張り込むが、夜更け頃、最初はリサが、続いて博士が、姿の見えない何者かの襲撃を受ける。