イタリアのシチリア州バーリアで、ペッピーノは牛飼いの次男としてすくすくと育つ。ファシズムの支配も終わり、第2次世界大戦を経て共和国へと移行したころ、ペッピーノ(フランチェスコ・シャンナ)はマンニーナ(マルガレット・マデ)と恋に落ちる。だが、彼女の家族は貧しい彼との交際を許さず……。 『題名のない子守唄』などの巨匠、ジュゼッペ・トルナトーレ監督が故郷シチリアを舞台に描く壮大な人生賛歌。トルナトーレ監督自らの半生を基に、1930年代から1980年代にかけてのある家族の喜怒哀楽を生き生きと映し出す。主役を務めるのは、期待の新星フランチェスコ・シャンナ。トップモデルとして活躍するマルガレット・マデがその妻役で出演を飾る。3世代にわたる一家の物語や、たくましく生きるシチリアの人々の生命力に驚嘆する。

ジェームズ・M・ケインのハードボイルド小説を原作に、テイ・ガーネット監督が映画化。ラナ・ターナーが魅惑的な悪女を演じる、1940年代フィルム・ノワールの傑作。 流れ者のフランクは、旅の途中、食堂を経営するニックに雇われることになる。ニックよりはるかに若く美しい妻コーラに心ひかれるフランクだったが、やがて2人は恋に落ち、ニックの殺害を計画する…。