1941年。日本軍はアメリカ軍との戦争で奇襲を仕掛けることを決断する。その作戦を成功させるために水面下で準備を進めるが、アメリカ軍は日本軍の暗号を解読し、攻撃を察知していた。両国の外交官は、政策で関係の修復を試みるがうまくいかず。そんな中、ハワイ真珠湾への攻撃が開始され、奇襲作戦は成功を収める。

ミヒャエル・エンデの名作ファンタジー小説を映画化。いじめっ子たちに追いかけられた少年バスチアンが、逃げ込んだ古本屋で手にした『はてしない物語』。読み進めるうちに、彼は不思議な小説の世界に引き込まれていく……。

ビデオ制作会社を経営している青山は7年前に妻を亡くし、ひとり息子に再婚でもしたらどうかと勧められていた。ある日、青山の友人の吉川が映画制作のオーディションと称して、応募してきた中から再婚相手を探すことを提案する。応募書を見ていると青山はひとりの女性、山﨑麻美に興味を持つ。オーディションで麻美と直に会い、加速度的に魅了される青山。しかし吉川は麻美の周辺の人物と連絡がつかないことから、違和感を感じていた。麻美との出会いによって青山は究極の恐怖体験を知る事になる。

文豪ハーディの名作を、ポランスキーが映像化したメロドラマ。19世紀末、ドーセット地方の貧農の娘テスは遠縁のダーバビル家に奉公に出される。その息子にかどわかされ私生児を孕んだ彼女だが、実家に戻って生んだ子はわずか数週間で死んでしまう。後に働きに出た農場で牧師の息子と美しい恋に落ち結婚するが、テスの過去を初夜に知った彼はそのまま外国に去っていく。流転の人生の果てに再び彼とめぐりあうテスだが、もはや新たな選択は破滅を意味した……。

母親を亡くし、父親に見捨てられたガブリエル・シャネルは、姉と共に田舎の孤児院で少女時代を過ごす。やがて、仕立屋でお針子仕事をする傍ら、姉と共にキャバレーで歌を歌い、つましく生計を立てていく。また、その時の持ち歌から“ココ”の愛称で呼ばれ、本格的に歌手を志すようになるガブリエル。そんな彼女はある日、エティエンヌという裕福な将校と出会う。愛人関係となった彼の支援で歌手になる夢も膨らみ、上流階級の社交界も知るガブリエル。ところが、歌手の夢は潰え、愛人に留まるだけのエティエンヌとの生活も次第に陰りが見え始める。しかし、この時ガブリエルには裁縫の独創的で類い希な才能が芽生えていた。そうした中、本当の彼女を理解するイギリス人の実業家ボーイ・カペルが現われ、相思相愛となるのだが…。

有能と評価が高い首席検事補ラスティだが、美人の女性検事補キャロリンがレイプされ、惨殺された事件を担当することになるが、内心激しく動揺する。ラスティは以前、キャロリンを愛人にしていた時期があったからだ。キャロリンは検事局の他の男性たちとも関係を持っていたとはいえ、嫌な予感は的中してラスティは容疑者として逮捕されてしまう。続いて開かれる法廷で、ラスティは自分の身の潔白を証明することになる。

田舎町の遊園地内で女性の死体が発見される。その女性の隣に住む前科者が容疑者としてみなされるが、彼は旧知のベックにだけ真実を話すと告げ黙秘を続ける。到着したベック、コルベリ、ラーソンらは、被害者と付き合っていた謎の男の存在を突き止めた。一方、目撃者の証言によって、あの夜、遊園地から車を盗んで逃走した若い二人組の存在が浮かび上がる。彼らが女性を殺した犯人なのか? 捜査網が狭まる中、警官によって撃たれてしまう二人組。女は死に、男の行方は不明。そしてベックは女性と恋仲だった謎の人物“カイ”の正体に気づく……。

サボイ・ホテルのレストランで、複合企業の大物が会食中、何者かに至近距離から銃撃された。陰謀説の渦巻く中、捜査を続けるベックたち。だが、新妻や部下といった怪しい関係者には全てアリバイがあり、犯行を裏づける物証も出てこない。一方、使用された拳銃に的を絞った捜査線上には何人かの人物が浮かび上がっていた。その中の一人は、大物が入院中の病院で発見される。事件の遙か以前から既に、薬害による昏睡状態で入院していたのだ。そして、その原因となった薬を販売していたのが例の複合企業だった……。