金沢の中学教師である堀川周平は、妻を失い、小学生の良平と二人で暮らしていた。しかし修学旅行先で教え子を溺死させてしまい、責任を感じた周平は学校を退職。出身地の信州に帰るが、中学生になった良平を寄宿舎に預け、一人で東京の工場に勤めることにする。帝大を卒業し教師となった良平は、久々に父親と温泉宿で再会し、教師を辞めて一緒に暮らしたいと告げた。しかし周平は「今の仕事を投げ出してはいけない」と息子を諭すのだった。

かつてはマイナー・リーグで活躍した事もあるプール清掃人バターメーカーは、市議会からの要請で少年野球チーム“ベアーズ”のコーチを任せられる。だが問題児ばかり抱えた“ベアーズ”が強くなる事など絶対不可能だと知ったバターメーカーは、昔の恋人の娘で抜群の投球センスを持つアマンダと、オートバイを乗り回している不良少年ケリーをチームに加え、連勝街道に乗り出していく。

野原に建てられたテント小屋では、アブノーマル・セックス、吐き出したゲロを喰う男、ヘロインの禁断症状などを売り物にした変態ショーが行われている。その一団の座長が、ディヴァインだ。集まった客を射殺しては逃げ回るなど、その悪行は留まるところを知らない。内縁の夫デヴィッドがたまらずディヴァインを殺そうとするが、そう簡単にやられるわけもなく、常軌を逸した殺し合いが繰り広げられる。