老舗の料亭で女将をつとめる菊乃は、常連客で出版社を経営する遊佐と愛人関係にあった。ある時、菊乃は見習い中の娘・涼子と遊佐を引き合わせる。しかし、それがきっかけで、涼子も遊佐に好意を持つようになる。やがて、同じ男性を好きになった母と娘の関係は、複雑なものへと変化していく。