第一次世界大戦前夜のドイツ北部。プロテスタントの教えを信じる村人たちに、不可解な事故が次々と襲い掛かる。小さな村は不穏な空気に包まれ、村人は疑心暗鬼に陥り、子どもたちは苦悩を感じ始めていた。
TOKYOでドラッグディーラーをしているオスカーは、ストリッパーとして働く妹のリンダと共に暮らしている。ある日売人仲間とクラブ「ザ・ボイド」に行き、運悪く警官に射殺されてしまう。『チベット死者の書』に興味を持っていたオスカーの魂は、妹への強い愛の為に地上にとどまり、ときには友人や妹の頭や体に入り込み、TOKYOの街を彷徨う。<夜の東京で違法に働く外国人兄妹の悲しい運命を、刺激的でエロチックに描くファンタジー・ドラマ。ギャスパー・ノエ監督によって切り取られるサイケデリックな東京の風景にも注目だ。>
刑務所から脱獄し、街を逃走中の松島ナミは、地下鉄の車内にいるところを刑事の権藤に見つかり、手錠をかけられるが、ドスで相手の腕を切り落とし、血まみれの腕と手錠を自分の手首にぶら下げながら、なおも必死で街を逃げ回る。ナミは、中川ユキという若い女性に助けられ、彼女と親しくなるが、ユキは不幸な身の上の売春婦だった。その一方でナミは、彼女の正体を知る鮫島カツという悪女に捕まり、監禁される事態となる。
平凡なOL寧子は、中学生のころに義父に何度も犯され続けたため、そのトラウマからセックスに抵抗を持っている。彼女はもっぱらインターネットの2ショットチャットで知り合った男たちと、バーチャルなセックスに耽っていた。ある日寧子は“S”の命令による公園での放尿の現場を、母親を虐待したという少年シュウに目撃される。シュウの言葉に激しい羞恥と快楽を感じた寧子は、出口のない深みに溺れていく…。
1930年代のアメリカを荒らしまわった実在の強盗ファミリー、ケイト・バーカー一家を事実に忠実に描いたバイオレンス映画。不況で家を失いそうになったケイトは夫に別れを告げ、4人の息子を連れて旅に出る。物見遊山であちこちの町をまわりながら銀行強盗を繰り返す一家。だが、一攫千金を狙って富豪ベンドルバリーの誘拐を企てたことから歯車が狂い始める……。