アレクサンドル三世橋からセーヌ河の見下ろす男アンドレ(ジャメル・ドゥブース)は、身投げをして何もかも終わりにしようとしていた。そこへ透けるような白い肌と神々しく輝く金色の髪、さらには滑らかな曲線を描く肢体を持つ謎の美女アンジェラ(リー・ラスムッセン)が現れ、彼よりも先に河へ飛び込んでしまうが……。

鬼才ジョン・カーペンターが吸血鬼を題材に描くアクション・ホラー。古典的なヴァンパイアと西部劇のテイストを融合。ヴァンパイアを捕らえる数々の武器や、太陽光に焼かれるヴァンパイアたち、そして血塗られたバイオレンス描写など、カーペンター色が満載。

1999年12月31日。1000年紀(ミレニアム)最後の日に悪魔が復活。だが悪魔が世界を支配するためには、運命の下に生まれた一人の女が必要だ。教皇の命により悪魔の魔手から彼女クリスティーンを護るべく修道士がNYに飛ぶが、悪魔の前に成す術は無い。だが元刑事で今は民間警備会社で働くジェリコ・ケインは運命に導かれるまま、悪魔からクリスティーンを守る役目をまかされる事になる。新世紀を賭けた壮絶な死闘が今始まろうとしていた。