第2次世界大戦中のドイツ。脱走不可能と謳われた捕虜収容所から、連合軍兵士250名が前代未聞の脱出計画を図る……。実際に集団脱走に加わっていたポール・ブリックヒルによる原作をもとにした、不朽の名作映画。

かつて馬肉屋をしていた男は刑務所から出所後、新生活を始めるために愛人とパリを離れるが上手くいかず、何もかもに嫌気がさし、施設に入っている娘に会うためパリへ向かう。やがて施設の娘との面会が叶い、彼女を外に連れ出し安宿に入るが娘への異常なまでの愛情から男はある計画を立てる……。<「カルネ」の続編で、監督・脚本は同じくギャスパー・ノエ。>

1915年、フランス・パリの貧しい家庭に生まれたエディット・ジョヴァンナ・ガション。母は路上で歌を歌い、日銭を稼ぐ毎日だった。その後、祖母が経営する娼館に預けられた彼女は、娼婦ティティーヌたちに可愛がられ束の間の安らぎを得る。やがて兵役から戻った父に引き取られると、路上で大道芸をする父の手伝いをする中で、自らも人前で歌うことを覚えるのだった。そして1935年、路上で歌を歌い日銭を稼いでいた彼女は、パリ市内の名門クラブのオーナー、ルイ・ルプレにスカウトされ大きな転機を迎えた。ルプレによってピアフと名付けられた彼女は、歌手としてデビューするや、瞬く間にスターダムへと駆け上っていくのだったが…。

レイプ罪で捕まった男が14年の服役を終えて出所。自分を敗訴に導いた弁護士への逆恨みに燃える男は、弁護士の家族に復讐の魔の手をのばしていく……。『恐怖の岬』をリメイクした究極のサスペンス・スリラー。

ニューヨークの5番街。朝の買い物客で賑わうデパートが突然爆破された。サイモンと名乗る爆弾テロリストが爆破場所を地下鉄、小学校と次々に指定し、ニューヨーク市民を巻き込んだ爆破計画を敢行する。その予告爆破を阻止すべく、またまた“あの男”が立ちあがった!

フランス映画界の伝説のスター、ジャン=ポール・ベルモンドが主演したハードボイルド・リベンジ・アクション。アフリカでの暗殺作戦中に国家に裏切られてしまった男が生き延び、帰国して復讐を繰り広げる。

ガラス窓を破るほどの嵐の翌日、スーパーへ買い出しに出掛けたデヴィッド。軍人やパトカーが慌ただしく街を往来し、あっという間に店の外は濃い霧に覆われた。設備点検のために外に出た店員のジムが不気味な物体に襲われると、店内の人々は次第に理性を失いはじめる。

男は馬肉屋の主人。妻は失踪し娘とふたりきり。 娘には体にいいからと馬肉をたべさせている毎日。父は娘を溺愛していた。 そんなある日、娘に初潮が訪れる。スカートの血のシミを見た父は、男に襲われたと逆上して若者を殺しにいってしまう……。<フィリップ・ナオンとブランディーヌ・ルノワール主演。タイトルの「カルネ」とは馬肉のことで、その色と安さからフランスでは軽蔑的な意味が含まれている。血と肉欲をモチーフに暴力に満ちた世界を描いた衝撃作。ギャスパー・ノエの初長編映画。続編は1998年に制作された「カノン」>

野獣に襲われたとおぼしきいくつもの死体。宮廷より派遣されたフロンサックは、野獣の正体解明と事件解決に向けて捜査を始める。予想外の展開にド肝を抜かれるアクション・エンタテインメント作。

「たった一人で、2つの街を始末した男がいる。」 情報屋ベリーニは酒場で男の伝説を語っていた。語る相手はCIA捜査官サンズ。 彼は腕利きの殺し屋を探していた。そしてベリーニが紹介するガンマンこそが伝説の男“エル・マリアッチ”だ。クーデター計画の裏でそれぞれの思惑が大きくからみあう。 そして11月2日“死者の日” メキシコを揺るがす激戦が、火蓋を切る!

車線変更(チェンジング・レーン)による些細な接触事故をきっかけに激しく憎しみ合うようになる二人の対照的な男の姿を描いたサスペンス映画である。

寄宿学校の夏休み。14歳の多感な少女アリスは両親の待つ田舎の実家に帰省した。パパとママとの久々の再会も、今のアリスにはどこか気まずく窮屈なものでしかなかった。鏡を見ればふっくらとした豊かな胸がそこにはあった。町へ出れば男たちは大人びた自分の体に好奇の目を向けてくる。心と体の変化に戸惑うアリス。そんなある日、アリスは父の製材所で働くジムと出会い、その逞しく魅惑的な青年に惹かれていく。ジムを物陰から見つめ、彼と恋人とのキスを盗み見ては言いようのないいらだちを覚える。アリスの感情は次第に抑えようのないものとなっていき……。