53才で殺害死体として発見された川尻松子の半生を、甥の笙がたどっていく。福岡で生まれ、病弱な妹の久美と育った少女時代を経て、松子は中学の人気教師となった。しかし、教え子の龍が起こした窃盗を庇ったことで退職に追い込まれ、その後は不幸な恋愛を繰り返しながら人生に翻弄されていく。

『雨に唄えば』の黄金コンビ、ジーン・ケリー&スタンリー・ドーネンが送る傑作ミュージカル。フランク・シナトラのヴォーカルも聴くことができる贅沢な作品で、アカデミー賞ミュージカル音楽賞も受賞している。