自らゲイと公言し、社会的弱者の権利獲得を訴えたサンフランシスコの市政執行委員。が、その活躍を目障りに思った男に殺されてしまう。事件の顛末を、彼の活動と共に描いた傑作ドキュメンタリー。

「健さん、私を覚えていますか?」中国人俳優のチュー・リンが日中合作映画「単騎、千里を走る。」で高倉と共演した時の忘れ難い思い出を語り、次いで彼が大阪の映画館を訪れ、高倉主演の任侠映画を目にするところから、本作はスタート。続いて、スコセッシ、ウー、ダグラスら、海外の映画人をはじめ、山田、降旗康男ら、総勢20人を超す多くの関係者たちが登場し、今は亡き偉大な名優の知られざるエピソードを次々と披露する。