冬の間は豪雪で閉鎖されるホテルの管理人職を得た小説家志望のジャック・トランスは、妻のウェンディーと心霊能力のある息子ダニーとともにホテルへやってくる。そのホテルでは、かつて精神に異常をきたした管理人が家族を惨殺するという事件が起きており、当初は何も気にしていなかったジャックも、次第に邪悪な意思に飲みこまれていく。

ドイツ表現主義の巨匠F・W・ムルナウがブラム・ストーカーの小説「ドラキュラ」を映画化し、吸血鬼映画の原点となった名作ホラー。ブレーメンの不動産業屋で働く青年フッターは、上司の命令でトランシルバニアのオルロック伯爵の城を訪れる。しかし、実はオルロック伯爵は恐ろしい吸血鬼だった。正体を知られたオルロック伯爵はフッターを城に幽閉し、棺と共に船に乗り込んでブレーメンへと向かう。

休暇を過ごす為、アッシュは恋人リンダと共に森深くたたずむ別荘にやって来る。 退屈しのぎに別荘の地下室に入りそこで見つけた古いテープレコーダーを再生すると、そこからは かつて別荘の住人だった学者の古文書解読の経緯を伝える音声が流れてくる。 古文書の呪文の一節を朗読するその音声は唱えてはならない古代の死霊を呼び出す禁句であった。 突如リンダの様相は豹変しアッシュに襲い掛かってくる。防ごうと必死になりついにはリンダを殺して しまう。リンダを埋葬している最中アッシュ自身に死霊が憑依するが夜が明けたため死霊はアッシュから はなれてしまう。その隙に別荘から脱出を図るが唯一の帰り道にかかる橋が壊れていたためやむなく 別荘に戻ることになる。死霊との戦いに供えているアッシュの別荘に現れたのはテープの声の主の娘 だった。死霊との戦いで血まみれになったアッシュを殺人犯と勘違いした娘は仲間と共にアッシュを 袋叩きにし拘束するがその時、またしても死霊が森の奥からアッシュ達を襲うべく別荘を囲み始めるのだった。

ロンドンに暮らすショーンは、いい歳して人生の目標や目的を持たぬまま、親友のエドとパブに入り浸るばかりの冴えない毎日を送っていた。そんな彼に長年の恋人リズもついに愛想を尽かしてしまう。このままではいけないと自覚したショーンは、リズとヨリを戻すため、これまでのだらしない生活を改めようと決意する。ところが、ショーンが恋人のことで頭がいっぱいになっている間に、街にはゾンビが溢れ、生きた人間を次々と襲っていたのだった。

スペイン出身の異才ルイス・ブニュエルが1928年に手がけた実験的短編作品。共同脚本にサルバドール・ダリ。20年代に最高潮に達したアバンギャルド映画の頂点を飾る傑作で、60年には、28年の完成当時上映に際してブニュエル自らが蓄音機を回していた音楽を選び、自らサウンド版を作成した。目玉を切り裂くカミソリと月を遮る一筋の雲のほか、手のひらからはい出してくる無数の蟻など、悪夢的で奇怪なシーンの多くで知られ、作品が発表された当時、ジャン・コクトーら同時代の芸術家たちにも支持された。

アフリカ奥地で発見された未知の生物ラット・モンキーに噛まれたためにゾンビ化してしまった母親。息子のマザコン青年はなんとか事態の収拾を図るが、その間にも犠牲者の数は増えていく......。

現代のサンフランシスコ。とある部屋で、マスコミでのし上がろうとする野心的な若者クリスが、漆黒の髪の美青年ルイへインタビューを始めたが、その内容は驚くべきものだった。18世紀末の米ニューオリンズ。フランス移民のルイは当時25歳。最愛の妻と娘を亡くして絶望する彼に、美貌の吸血鬼レスタトが近づく。彼は、人間らしく揺れ動く繊細な魂のルイに興味を覚え、永遠の命を共にする伴侶として彼を選ぶ。

休暇を過ごす為、アッシュは恋人シェリルと妹や友人と共に森深くたたずむ別荘にやって来る。 暖炉を囲みながら夜更けまで楽しく過ごす若者たち。退屈しのぎに別荘の地下室に入りそこで見つけた 古いテープレコーダーを再生すると、そこからはかつて別荘の住人だった学者の古文書解読の経緯を 伝える音声が流れてくる。古文書の呪文の一節を朗読するその音声は唱えてはならない古代の死霊を 呼び出す禁句であった。薄気味の悪いテープの内容にナーバスになるアッシュの妹だったが、次の瞬間 愛らしい妹は恐ろしい形相になり、宙に浮かびながら死霊を呼び覚ました全員を皆殺しにすると吐き捨て 襲いかかってくる。死霊にとりつかれた妹をいさめるにはもはや地下室に閉じ込めるしかなく、その間 アッシュはテープから流れていた死霊から逃れる方法を思い出していた。その方法とはとりつかれた者 の体をバラバラに裂くしかないというものであった・・。思い悩むアッシュ達をあざ笑うように死霊達 は仲間に次々と憑依してゆく。

謎の人物からの依頼で、失踪した人気歌手の行方を追うブルックリンの私立探偵。だが、彼の行く先々では奇怪な殺人が続発、事件の全貌を知ろうとした探偵を待っていたものは思いもかけない真実だった……。ヒョーツバーグの原作を、A・パーカーがいつもながらのスタイリッシュな映像美で映画化したオカルト・ミステリー。

アメリカ各地で強盗殺人を繰り広げたゲッコー兄弟は、警察の追及を振り切るべく、メキシコを目指して逃亡を続けている。牧師を辞めて放浪の旅をしていたフラーとその一家は、たまたま立ち寄ったモーテルでゲッコー兄弟に誘拐され、国境を突破するための隠れ蓑に利用される。メキシコに到着した一行は、兄弟が現地の組織の使者と落ち合う予定のナイトクラブ「ティッティー・ツイスター」で一夜を過ごすことになるが、そこは吸血鬼の巣窟と化していた。かくして、夕暮れから夜明けまでの戦いが始まる。

19世紀末のロンドン。アイルランドから流れてきたメアリは、ホワイトチャペルの町で売春婦をしながら暮らす。ある日、メアリの売春婦仲間のひとりが刃物で殺される事件が発生。犯人の手がかりはつかめず、警察はアバーライン警部を担当に。かつての事件で妻子を失った彼は生きる希望もなくしてアヘンに溺れているが、幻覚の中で隠された真実を垣間見るという能力がある。互いに惹かれあっていくメアリとアバーラインだった。

ジグソウと弟子アマンダは死んだ。ジグソウ最後のゲーム現場でパズルを解こうと奮闘するホフマン刑事。ケリー刑事殺害のニュースを聞いたFBIからストラム捜査官とペレーズ捜査官も駆けつける。しかしその頃、ジグソウに関わって唯一生き残っていたSWATのリッグが、新たなゲームに強制参加させられていた。与えられた時間は90分。すべての罠をクリアして旧友を救うことが出来るのか、それとも地獄の結末を迎えるのか。このゲームを操っているのは何者なのか?