縄張り争いが激化する'50年代のロス。街のコーヒーショップで元刑事を含む6人の男女が惨殺される事件が発生した。殺された刑事の相棒だった バドが捜査を開始。殺された女と一緒にいたブロンド美人リンに接近する。彼女はスターに似た女を集めた高級娼婦組織の一員。同じ頃、その組織をベテラン刑事のジャックが追っていた。野心家の若手刑事エドも事件を追い、容疑者を射殺。事件は解決したかに見えたが……。
ベロニカは、ヘザースという名の女子三人組の取り巻きとしてこき使われ、チアリーダーやフットボール部員が威張り散らすハイスクール生活に心底うんざりしていた。そんなとき、転校生JDがやってくる。フットボール部員たちにも不敵な態度をとるJDに、ベロニカは「ヘザースなんか殺してやりたい!」とこぼす。JDはそれに対して「じゃあ殺しちゃえば?」と冗談とも本気ともつかぬ発言をする。ある時、パーティでフットボール部員2人に輪姦されたと吹聴されたベロニカはJDと結託、おもちゃの銃で報復を実行したが、JDの銃は男たちに火を噴いた。ハイスクールの権力者2人をいとも簡単に殺したJDは、慌てまくるベロニカを巻き込んで、とんでもない事態をハイスクールに引き起こしていく。<学校内の上下関係を描いたシニカルな青春ブラック・コメディ。1988年10月のミラノ国際映画見本市で初上映された。>
名匠ウォルター・ヒルがライアン・オニール主演で撮り上げた傑作カー・アクション。ギャングや強盗の逃走を請け負うプロの“逃がし屋”と、彼を執拗に追う刑事、謎めいた女ギャンブラーが三つ巴の戦いを繰り広げる。
月曜の朝、見知らぬホテルの一室で目覚めたごく普通のサラリーマン・高木。二日酔いに頭を押さえ、週末の記憶を辿るが思い出せない。だがポケットに入っていたお浄めの塩に気付いたことで、次第に自分がしでかしたとんでもない記憶が蘇ってくる・・・。
フランク(ヴィゴ・モーテンセン)と愛馬ヒダルゴはともに数々のクロスカントリー・レースを制した伝説のコンビ。が、いまは引退状態にあった。そんなとき、世界一過酷なレースの挑戦状を受け、参加することになる。
相棒と女房に裏切られ、背中から銃で撃たれた男――ポーター。飲んだくれのヤブ医者の治療により瀕死の状態からどうにか蘇った。5か月の治療で背中の傷は癒えたが、心の傷は一向に癒える気配がない。それを癒す術は、裏切った相棒と女房への復讐、そして奪われた7万ドルを取り戻すことだけだった。 ポーターは怒りを胸に秘め街を徘徊し、非合法な手段で瞬く間に小金と銃を手に入れる。彼はただ、本来自分の取り分だったはずの7万ドルを取り返したいだけだ。しかし、復讐のためには手段を選ばないポーターの常軌を逸した行動は、様々な人間の思惑を巻き込み、事態を最悪の方向へ加速させていくのであった。
真面目だが女性に縁遠い銀行員のジョンは、インターネットを通じてロシアから花嫁を紹介してもらう。しかし彼の元にやってきたナディアはまったく英語が話せない。さらに彼女の誕生日に謎の男たちがやってきて……。
今日も愛車のプジョー406を駆って、ワケありの客を時速300キロであっという間に空港へと無事届けるダニエル。車のことしか頭にない彼に恋人リリーは愛想を尽かして実家に帰ってしまう。一方、刑事のエミリアンは8ヵ月もの間、謎の銀行強盗団に振り回されっぱなしで頭を痛めていた。そのせいでこちらも恋人ペトラの変化に全く気づかない。そんなふたりが久々に再会を果たした矢先、敵の一味らしき人物が見つかる。さっそくふたりはその後を追い敵のアジトを突き止めることに成功。ところがそこでエミリアンが敵に捕まり誘拐されてしまう…。
刑期を終え出所したルーディは、同房で先日死んだニックの文通相手アシュリーに出会う。ニックの死を知らない彼女に自分がニックだとつい名乗ってしまうことで巧妙なワナに……。
FBIの極秘指令を受け、悪徳企業から脱税の証拠を盗み出した泥棒のクイント。偶然出くわした超ハイテクカー“ブラックムーン”にデータを隠し、安全な場所で回収するはずだったが……。出演はトミー・リー・ジョーンズ、リンダ・ハミルトンら。