ある嵐の夜、イタリアの漁船が洋上に漂う意識不明の若い男を発見する。引き上げられたその男の背中には弾痕があり、皮下にはマイクロカプセルが埋め込まれ、それにはスイスの銀行の口座番号が印されていた。男はなんとか息を吹き返すが、記憶を失っており、自分の名前も分からない状態だった。数週間後、彼は身元の唯一の手掛かりであるスイスの銀行に向かう。その貸金庫にはジェイソン・ボーン名義を含め6ヵ国のパスポートや大金、そして拳銃が入っていた。やがて暗殺者たちに狙われ始めた彼は、偶然出会ったマリーの協力を得てパリへと向かうのだった。

 脚本家チャーリー・カウフマンは「マルコヴィッチの穴」の成功で、一躍次回作を期待される存在となった。そんな彼のもとにある日、仕事の依頼が舞い込んでくる。それは、作家スーザン・オーリアンがフロリダで蘭を不法採集した栽培家ジョン・ラロシュを描いたノンフィクション『蘭に魅せられた男』の脚色。だが、チャーリーはさっそく作業を始めるものの、全然アイデアがまとまらず悶々とした日々が続く。一方、彼とは対照的に陽気な双子の弟ドナルドも脚本家めざして養成セミナーに通い始め、あっという間に脚本家デビューを果たす…。

前作から2年。CIAのパメラ・ランディは、ベルリンである事件の調査を行っていたが、何者かの襲撃を受け、調査チームの一人が死亡。時を同じくして、ボーンたちにも危険が迫る。人目を避けてインドのゴアで暮らしていたジェイソン・ボーンと恋人のマリーに刺客が迫り、マリーは殺されてしまう。ボーンはCIAが自分を始末しようとしていると推測してCIAを追い、CIAのパメラは現場に残されたボーンの指紋から襲撃犯はボーンだと考えボーンを追う。そしてベルリンとモスクワを舞台に、次第に「トレッドストーン計画」に隠された真実が明らかになっていく。

ロンドンに住む会社役員の夫婦はイタリアに車を走らせる。ナポリの別荘を処分するためだ。見かけは仲のいい夫婦だが他人同士も同然。冷え切って夫婦仲は悪化の一途をたどり、離婚に突き進もうとしている。ナポリ観光もちぐはぐな別行動だ。次第に二人の関係は悪化をたどり、離婚へと突き進んでいくが・・・。

アイオワ州の田舎町に住むレイ・キンセラは貧乏農夫。若い頃に父親と口論の末に家を飛び出して以来、父の顔を見る事も、口をきく事すらもなかったことを悔やんでいた。ある日、彼はトウモロコシ畑を歩いていると謎の声「それを造れば、彼が来る」と耳にする。彼は、周囲の人々があざ笑うのをよそに生活の糧であるトウモロコシ畑を切り開き、小さな野球場を造り上げる。

壮大な大自然と動物たちの微妙な表情までを捉えた映像で、大ヒットを記録した感動大作。ロッキー山脈の麓で生まれた一頭の子熊。母を失った子熊は森の中で孤独な雄熊と出会う。しかし子熊は捕らえられ……。

人々が謎の闇によって次から次へと命を奪われ、社会が崩壊してから5年。ここまで生き延びてきた母親は2人の子供を連れて、見えない恐怖と戦いながら安住の地を目指す危険な旅に出る。

カート・ラッセルとスティーヴン・セガールが豪華共演した超高速スリリング・アクション。テロリストにハイジャックされたジャンボジェット機。地上800mの空間で展開するアクションは緊張と興奮の連続だ。

緊迫する東西情勢の中、キューバにソ連製のミサイルが運び込まれるという情報がもたらされた。米仏の情報機関は、これを探るため局員を現地に派遣する。そして、浮かび上がったトパーズという謎の組織を追って、局員はその正体を探るが…。キューバ危機を背景にしたスパイ・スリラー。