小学生の頃からずっと成績はオールA、さらに中学時代は首席と天才的な頭脳を持つ女子高生リン(チュティモン・ジョンジャルーンスックジン)。裕福とは言えない父子家庭で育った彼女は、その明晰な頭脳を見込まれ、晴れて進学校に特待奨学生として転入を果たす。新しい学校で最初に友人となったグレース(イッサヤー・ホースワン)を、リンはテストの最中に“ある方法”で救った。その噂を聞きつけたグレースの彼氏・パット(ティーラドン・スパパンピンヨー)は、リンに“ビジネス”をもちかけるのだった。 それは、より高度な方法でカンニングを行い、答えと引き換えに代金をもらう――というもの。“リン先生”の元には、瞬く間に学生たちが殺到した。リンが編み出したのは、“ピアノ・レッスン”方式。指の動きを暗号化して多くの生徒を高得点に導いたリンは、クラスメートから賞賛され、報酬も貯まっていく。しかし、奨学金を得て大学進学を目指す生真面目な苦学生・バンク(チャーノン・サンティナトーンクン)はそれをよく思わず…。そして、ビジネスの集大成として、アメリカの大学に留学するため世界各国で行われる大学統一入試<STIC>を舞台に、最後の、最大のトリックを仕掛けようとするリンたちは、バンクを仲間に引き入れようとするが…。
40代のチャーリーはボーイフレンドのアランを亡くして以来、過食と引きこもり生活を続けたせいで健康を損なってしまう。アランの妹で看護師のリズに助けてもらいながら、オンライン授業の講師として生計を立てているが、心不全の症状が悪化しても病院へ行くことを拒否し続けていた。自身の死期が近いことを悟った彼は、8年前にアランと暮らすために家庭を捨ててから疎遠になっていた娘エリーに会いに行くが、彼女は学校生活や家庭に多くの問題を抱えていた。
2004年に発生したスマトラ沖大地震で被災した一家の実体験をもとに、ナオミ・ワッツ、ユアン・マクレガーら出演で映画化した感動のヒューマン・ストーリー。バカンス先のリゾート地で津波に巻き込まれ、はなればなれになった5人家族を描く。
愛娘の結婚式に出席するため常夏の島にやって来た母親。だが、花婿の父親は、なんと何十年も会っていない元彼だった!
テコンドー世界大会のメダリスト、ムンとユンに育てられたテヤン、テミ、タイフーンの3兄弟は、テコンドー普及のため両親がタイに開設した道場で毎日厳しい修行に励んでいた。その中でも長男のテヤンは次のオリンピック出場を目標に難しい技に挑戦する毎日だった。 ある日、タイ国宝級の“クリスの刀”が盗まれる事件が起き、その犯人グループを目撃したテヤンは事件に巻き込まれてしまう。思いがけず窃盗団と対決することになったムン一家を助けたのはタイでの知り合いのマムと彼の経営する動物園に住むムエタイの達人少女、ワワだった。