1932年、品格が漂うグランド・ブダペスト・ホテルを仕切る名コンシェルジュのグスタヴ・Hは、究極のおもてなしを信条に大勢の顧客たちをもてなしていた。しかし、常連客のマダムDが殺されたことでばく大な遺産争いに巻き込まれてしまう。グスタヴは信頼するベルボーイのゼロと一緒にホテルの威信を維持すべく、ヨーロッパ中を駆け巡る。

工場勤務の明日香(正木佐和)は結婚を控えて満ち足りた日々を送っていたが、ある日学生時代に水死してしまった同級生の青木(梅澤嘉朗)が河童となって彼女のもとに出現する。青木は何かと明日香にくっ付いて回るが、死神(守屋文雄)の出現で明日香の死期が近いことが判明。何とかしたいと願う青木は河童の里へ向かうのだが……