コンラッド率いる調査遠征隊が、未知の生物を探すべく、神話上の存在とされてきた謎の島に潜入する。しかし、その島は人間が足を踏み入れるべきではない“髑髏島”だった。島には骸骨が散乱しており、さらに岩壁には巨大な手の形をした血の跡を目撃する。そして彼らの前に、神なる存在であるキングコングが出現。人間は、凶暴なキングコングに立ち向かうすべがなく……。

トロイ戦役で木馬作戦を発案した知将ユリシーズに降りかかる艱難辛苦の歳月を、愛と冒険をちりばめて描き上げる。ホーマーの叙事詩「オデッセイ」をカーク・ダグラス主演で映画化した1954年製作の歴史大作。

不注意から赤ん坊を死なせ精神を病んだ若妻のシンシア(サラ・トーゴフ)を含む、六人の男女がバカンスに出かけることになった。だが彼らの乗った水上飛行機は故障のためある小島に不時着する。その島には老夫婦(ロッド・スタイガー、イヴォンヌ・デ・カーロ)とその子供たちがひそんでいた。彼らは、20年代のまま時間の止まった殺人鬼一家だ。

高校生の明(石黒英雄)の兄の篤(渡辺大)は、数年前に旅行に出掛けたまま失踪(しっそう)しており、今なお行方がわからないままだ。そんなある日、彼の前に謎の女性(水川あさみ)が現れ、兄は彼岸島という孤島にいると告げる。明は単身その島に乗り込む決意をするが、幼なじみの仲間たちも同行することになり……。

シェイクスピアの同名戯曲を映画化。魔術を操る大公の復讐を描く。監督は「アクロス・ザ・ユニバース」のジュリー・テイモア。出演は、「クイーン」のヘレン・ミレン、「グッドナイト&グッドラック」のデイヴィッド・ストラザーン。アカデミー賞衣装デザイン賞ノミネート、第67回ヴェネチア国際映画祭クロージング作品。