ごく普通の平凡な女性ルーシーは、訪れた台北のホテルでマフィアの闇取引に巻き込まれ、下腹部にCPH4という新種の麻薬が入った袋を埋め込まれてしまう。この麻薬は通常10%までしか活用できない人間の脳の潜在能力を極限まで高めることができる恐ろしいものだった。運び屋として体内の麻薬と共に移動するよう命じられたルーシーだったが、麻薬を狙うマフィアに捕まってしまう。ルーシーは激しい拷問を受けるが、その拍子に体内の袋が破れ、彼女の脳は麻薬の力で覚醒し、超人的な力を発揮してその場から脱出する。

更生施設でカウンセラーとして働くマギーはある日、眠りを拒む少年・ジョンと出会う。彼からエルム街の悪夢や殺人鬼・フレディについて聞いたマギーは、その話と自分が見た悪夢が似ていることに気づき、悪夢の秘密を解くため、ジョンが話していた町に向かう。

近未来。NASAは太陽系内の3カ所から発せられた奇妙な電波を受信する。3つを合わせると和音になることが判明、何者かからの意図的な信号という可能性から、国防省はネルソン大尉に調査任務を下す。往復10年にもわたる危険な旅に大尉の妻は反対するが、地球外生命体との遭遇の可能性もある重大さへの使命感から大尉は任務を受ける。そして542日目、大尉は最初の目的地である土星の衛星タイタンに到着する。