父から虐待されて育ったジョンとウェンディ。それぞれ自立して暮らしていたが、認知症となった父を引き取ることに……。人生に悩む中年兄妹が再び家族と向き合うさまを、フィリップ・シーモア・ホフマン主演で描く。

キャスリーンは、母親の代から続く小さな絵本の店を経営している。彼女は“ショップガール”というハンドルネームを持ち、顔も知らない“NY152”というハンドルネームの男性とメールのやり取りをすることを日々の楽しみにしていた。彼女の本屋の近くに大手の本屋チェーンがオープンするが、その経営者が実は“NY152”のジョーであった。彼も“ショップガール”とのメール交換を心の糧にしていたが、二人は顔を合わせると喧嘩が絶えなかった。そんなときキャスリーンは“NY152”から直接会わないかと提案される…。

パリ郊外の一軒家に住む、男二人に女一人の3人組。女が唯一の稼ぎ手で、たくましき中年男が家事いっさいを担当。そして彼らは一つベッドに眠る……。3人のアブノーマルな共同生活を、ごく自然にリアルに描写。異色な設定ながら、女流監督らしい細やかな演出に好感の持てる作品。

肉眼でもレーダーでも捉えられないインビジブル機能搭載の最新型ステルス戦闘機“スイッチブレイド”。米国が極秘に開発したこの戦闘機がある日、何者かに盗まれる。そしてそれは武器商人ガンダーズの手に渡っていた。彼は、ハンガリーのブダペストで行われるボクシングのタイトル・マッチの前夜パーティを自邸で開催する裏で、戦闘機の入札を行おうと企てる。これに対し米国の国家保安局BNSは、戦闘機の奪回をスペシャル・エージェントのアレックスに命じ、その相棒として何とタイトル戦に出場する無敗のボクサー、ケリーを指名するのだった。

電話なしではコミュニケーションが成り立たないという、バラバラの生活を送っている父親と3人の娘。ある日父親が痴呆症で入院することになり……。メグ・ライアン主演のヒューマン・コメディ。