献身的な母親と愛情を一身に受けて育った10代の娘。誰が見ても理想的な親子関係にあった2人に、思わぬ悲劇が訪れる。実話に基づくヒューマンドラマ。
「チェイサー」「哀しき獣」の名優キム・ユンソクが監督デビューを果たしたヒューマンドラマ。女子高生ジュリは父が不倫していることを知る。しかもその相手は、同級生の問題児ユナの母ミヒだった。ジュリはユナに母の不倫を止めるよう忠告するが、ユナは母がジュリの父の子を妊娠していることを告げる。突然知らされた事実に戸惑い傷つくジュリ。そんな中、ある事件が起こり……。出演は「箪笥」のヨム・ジョンア、「ザ・キング」のキム・ソジン。SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2019・国際コンペティション部門上映作品。2019年11月、シネマート新宿&心斎橋の企画「のむコレ3」で上映された後、20年に単独劇場公開。
ニューヨークのデパートで、サンタクロースとして雇われた白ヒゲの老人クリス・クリングル。クリングルのサンタは評判を呼ぶが、彼は「自分は本物のサンタだ」と主張し、ついには裁判が開かれる――
19世紀ロンドン。フリート街で理髪店を営むベンジャミンは、妻や娘と幸福に暮らしていたが、彼の妻をわが物にしようとしたターピン判事の罠にはまり、島の刑務所に送られる。15年後、脱獄したベンジャミンはスウィーニー・トッドと名を変えてフリート街に戻る。だがパイ屋の主人ミセス・ラベットから、妻が自殺し、娘がターピンに幽閉されていると聞いたスウィーニーはターピンに復讐しようと決め、次々と惨劇を繰り返す。
タリバン政権下で生きる少女とその家族にスポットを当て、その恐怖と苦しみを描き、2003年カンヌ国際映画祭カメラドール特別賞を受賞した実力作。TV、映画、音楽が禁止されていたタリバン政権崩壊後初めてアフガン人の監督による、アフガンの映画が誕生したことの意味は重要だ。この作品で迫真の演技を見せた、マリナ・ゴルバハーリら次世代の才能を発掘した成果も大きい。アフガンの人々の日常生活に迫る記念すべき作品。
母と兄の3人暮らしの13歳の中学生トレイシー。彼女は学校の一番人気イーヴィに憧れ、彼女の真似をし出す。イーヴィと親しくなり、ドラッグにも手を出してしまった彼女だが、心の奥には傷つきやすい感情を隠していた。13歳の少女の本音をリアルに描いた青春映画。
FBIの秘書課で働いていたエリンは、今では人気ストリッパー。お金を貯めて弁護士を雇い、夫から娘を取り戻すためなのだが、彼女はこの仕事がけっこう気に入っている。そんなある日、彼女に触ろうとした男を、別な男が殴るという事件が起きた。その殴った男がお忍びで来ていた下院議員だったために、やがて事件は思わぬ展開に…。