ゲーテの戯曲「ファウスト」をシュヴァンクマイエルが自ら翻案し映画化した「アリス」に続く長編2作目。実在したとされる魔術師の伝説が独自の解釈によってつづられ、奇妙な生物たちの姿や独特な食事描写などが実写・粘土細工・ストップモーションアニメーションなどを駆使して描かれていく。

散らかった部屋の中で、あまりの退屈さにうんざりしたアリス(クリスティーナ・コホトヴァー)は、人形で「アリス」ごっこを始める。とその時、ガラスケースの中の白ウサギが突然動きだし、懐中時計を手に慌てて駆け出す姿に驚きながらもアリスは後を追うことにし、いつしか不思議の国にたどり着く。面白半分にインクを飲み、あっという間に小さくなったアリスが、タルトを食べると今度は大きくなってしまう。

世界中の子供たちに愛されているレゴブロックのバイオニクルシリーズをストーリー化した劇場用アニメーション作品。伝説の楽園マタ・ヌイ島を舞台。平和に暮らしていた住民たちであったが、邪悪な存在・マクータが訪れ、島を闇に包んでしまった。そのマクータによる脅威から島を救うため、トーアと呼ばれる6人の勇者が立ち上がった。そして6人の勇者のうちのジャラとタクアの二人は、長老から7人目の勇者を探すよう頼まれ旅に出る。マクータの手下たちの妨害工作をジャラとタクアは他の勇者たちの協力を得て、退けていく。ジャラやタクアたちはマクータを倒し、島の住民を救うことができるのか?