20世紀初頭のアメリカ、オクラホマ州。先住民オセージ族は石油の発掘によって、一夜にして世界でも有数の富を得る。しかし、すでに入り込んでいた白人たちが、すぐにその財産に目をつける。彼らはオセージ族を巧みに操り、脅し、奪える限りの財産を強奪する。さらには殺人にまで手を染め……。

幼少時から軍人の父のもとでサバイバル術を学んできた、女子高生のゾーイ(イザベル・メイ)。父とのハンティングを楽しんでいた彼女だったが、母の死をきっかけに父娘には溝ができていた。父と口論となり彼女が憂鬱(ゆううつ)な気分のまま登校したある朝、突如テロリストが校舎に乱入し生徒が襲われる。たまたまトイレにいて銃撃を逃れたゾーイは、校舎の外へ逃げ出すが、校内に残されている多くの友人を救い出そうと校舎内に戻り、テロリストたちに戦いを挑む。

不運な事件に巻き込まれ、8年の刑期を終えて出所した元軍人のキャメロン。彼は一刻も早く愛する妻子の顔が見たいと、連邦保安局の空輸機に乗り込んだ。だが、その空輸機は凶悪犯サイラスが率いる囚人グループにハイジャックされてしまう。

大晦日のニューヨーク。今日もディーク刑事は女装して3人組の強盗を、相棒のフォックス刑事と共に捕えた。同じ日のロンドン。あるデパートがテロリストに狙われた。犯人はウルフガーと名のり、政府の植民地政策に対するテロ運動として、さらなる予告的声明を発言した。年が明け、ディークは、別れた妻でデザイナーとして働いているアイリーンを訪ね、真意を打ち明けるが、彼女は死と背中合せのディークの仕事に耐えられないと自分の気持を告げた。一方、ロンドンではウルフガーと組織の男が警察の手入れをうけるが、マシンガンで逆に反撃し逃亡した。

ジャン=クロード・ヴァン・ダム主演のアクション・ムービー。暗黒街で炸裂する銃、そして、鉄拳。兄と弟、それぞれの役を1人でこなす彼の、迫真の演技は見もの。