1989年12月6日、モントリオール。理工科大学に通い、就職活動中の女子学生ヴァレリーとその友人であるジャン=フランソワは、いつも通りの一日を送っていた。しかし、そんな日常は突然、恐怖に陥れられる。男子学生の一人がライフル銃を持って構内に入り、女子学生を目がけて次々と発砲し始める。容赦ない銃撃に必死に逃げ惑う学生たち。犯人は14人もの女子学生を殺害し、最後は自殺を図る。重傷を負いながらも生き残ったヴァレリーと、負傷した女子学生を救ったジャン=フランソワ。心に深い傷を負った2人は、その後も継続する非日常の中でもがき苦しみ、闘い続けるが――。
1942年に実際に起きた「エンスラポイド作戦」をもとに巨匠F・ラング監督が作り上げた、反ナチ・レジスタンス映画の傑作。第2次世界大戦中、ナチス・ドイツ占領下にあったチェコのプラハで、死刑執行人の異名を取るナチの非情な高官が暗殺されるという事件が発生。彼を暗殺したレジスタンスの闘士フランツは、逃走中、危ういところをマーシャという女性に救われ、彼女の家にかくまわれることに。一方、ゲシュタポは、暗殺犯を捕らえるまで市民を無差別に殺していくと宣言して、弾圧を強化。マーシャの老父も連行されて、フランツは苦悩を募らせていく。
ヘロイン中毒に冒された妹を看取る看護婦のコフィーは麻薬組織への復讐を誓い、行動を開始する。彼女はまず地元のドラッグ・ディーラーを銃殺し、友人の警官カーターには警察の麻薬取り締まり強化を促す。恋人で下院議員のハワードと安らぎのひとときを過ごすコフィーは、一方でジャマイカから来た高級娼婦ミスティックと称して単身麻薬組織に侵入。彼女は売春組織のボスでドラッグ・ディーラーのキング・ジョージ、更には大元締めのイタリア系マフィア、ヴィトローニに巧みに近づき、復讐の機会を窺うのだが…。