韓国で実際に起きた未解決殺人事件をリアルな演出で映画化。86年、ソウル近郊の農村で、同じ手口による若い女性の惨殺事件が連続して発生。地元の刑事パク・トゥマンとソウル市警から派遣された刑事ソ・テユンは対立しながらも捜査を続け、有力な容疑者を捕らえるのだが。監督ポン・ジョノは99年に「ほえる犬は噛まない」でデビュー、2作目の本作で韓国のアカデミー賞・大鐘賞の作品賞・監督賞・主演男優賞・照明賞を受賞。
1960年代の保守的な家庭で、5人兄弟の4男として育ったザック。「特別な子」と呼ばれた彼は、軍で働き音楽を愛する父親と過保護気味の母親、それぞれ文武に秀でた兄2人、問題だらけの次男を観察しながら幼少期を過ごす。やがて思春期に足を踏み入れる1970年代。ザックは同性に惹かれ始めた自らのアイデンティティと、男らしくあれという父親の価値観の間でもがくようになる。
仕事に打ち込むジャーナリストのマット(ケイシー・アフレック)と妻で舞台女優のニコル(ダコタ・ジョンソン)は、2人の幼い娘を育てながら懸命に毎日を送っていた。しかし、ニコルが末期ガンの宣告を受けた日から、一家の生活は一変してしまう。妻の介護と子育てによる負担が日に日に重くのしかかるマット。そんな彼に救いの手を差し伸べたのは、辛く苦しい時も長年支え合ってきた 2 人の親友・デイン(ジェイソン・シーゲル)だった。デインもまた、かつて人生に絶望した時にマットとニコルから心を救われた過去を持っていた。デインは、彼らを手伝うため、はるばるニューオリンズからアラバマ州の田舎町フェアホープまで車を走らせ、ティーグ家に住み込んでサポートすることに。2 年にも及ぶ闘病生活。3人の想いと苦悩が交錯していくなかで、愛と友情の先に彼らが見つけた希望とは……。
東京郊外にあった少しモダンな三角屋根の家で女中として働いていた当時の思い出を大学ノートに書き記していくタキ(倍賞千恵子)。昭和11年、タキ(黒木華)は上京し、時子(松たか子)と雅樹(片岡孝太郎)の夫婦とその息子が暮らす平井家で働き始める。優しい時子やかわいらしい息子のいるその家での穏やかな暮らしは、一人の青年(吉岡秀隆)の出現により変化する。時子の気持ちが揺れ、恋愛事件の気配が漂う中、タキはある決断をする。タキの死後、このノートを読んだ親類の健史(妻夫木聡)は、遺品の中からタキが封じ込めた秘密に関わる手紙を見つける……。
バイオリンを演奏する路上生活者のナサニエル(ジェイミー・フォックス)に出会ったロサンゼルス・タイムズの記者ロペス(ロバート・ダウニー・Jr)。かつてジュリアード音楽院に在籍し、チェロを演奏していたというナサニエルに興味を抱いたロペスは、ナサニエルの人生について調べ始め、連載コラムの題材にしようとする。
スー族の前に全滅した、第七騎兵隊を率いるカスター将軍の半生記。士官学校への入学に始まり、南北戦争を経て、リトル・ビッグ・ホーンで部隊が全滅するまでを描く。 1857年、米国陸軍士官学校に入学したカスターは、開校以来の問題児だったが、戦士としての才能はあった。南北戦争が勃発し、北軍として出兵した彼は、勇敢な戦いぶりでやがて将軍にまで昇進。凱旋したカスターは、恋人リビーと結婚したが、退役軍人の生活に飽き足らず、ダコタのリンカーン砦(とりで)にある第七騎兵隊の指揮官となるが…。
1942年、ドイツ軍に完全占領されたパリで、ユダヤ人の子供アイザックが親衛隊の攻撃から逃れた。その後、彼はパリの大モスクに避難しました。イマームは他のユダヤ人の子供たちと同じようにイスラム教徒のふりをして彼を守ることを決意し、抵抗ネットワークの助けを借りて何とか解放することに成功する。フランス警察とゲシュタポは怪しい… この素晴らしい映画は、第二次世界大戦中に数人のユダヤ人を国外追放から救ったパリのモスクの牧師、シ・カドゥール・ベンガブリットの実話に基づいています。