英・ケンブリッジ大学に入学した中産階級のモーリスは、同性愛を肯定する上流階級のクライヴに出会う。モーリスはクライヴに影響を受けつつ、しだいに純粋な愛に目覚めていく……。ヒュー・グラント、ジェイムズ・ウィルビー主演の名作。
都会のシドニーから何もない田舎町へ単身赴任でやってきた小学校教師のジョン・グラントは、クリスマス休暇で恋人に会うためシドニーに帰る途中、とある町に一泊することになる。町の住民たちのもてなしでビールを浴びるように飲んだジョンは、狂乱のギャンブルやカンガルー狩りの興奮にも魅了され、そのまま町に1週間滞在することになるが……。
三上於菟吉の同名時代小説を、伊藤大輔と衣笠貞之助が脚色、和田夏十がシナリオ化し、市川崑がメガホンをとった。1935年版に主演した長谷川一夫が、再び中村雪之丞と闇太郎の二役を演じた。その他、山本富士子や若尾文子、市川雷蔵、勝新太郎など豪華な出演者が顔をそろえた。長谷川一夫300本記念作品。 江戸で興行を張る上方歌舞伎の女形役者・中村雪之丞は、父を冤罪で陥れ自死に至らしめた土部三斎と広海屋の姿を認めた。三斎の娘の浪路は雪之丞に恋をし、雪之丞は彼女を利用して父の仇を討とうとする。江戸の飢饉に乗じて米を買い占めていた川口屋は、雪之丞にそそのかされた広海屋に邪魔され破産、広海屋に放火した。怒った広海屋は川口屋を絞め殺すが、誘拐しようとした浪路に刺されてしまう。
気象観測員となった青年・フレンドは、南極海の果てにある無人島で変わり者の灯台守・グルナーと暮らし始める。だが、夜が更けるとその島に生き物の大群が押し寄せてくる。2人は灯台を要塞として、毎夜クリーチャーと命懸けの戦いを繰り広げることに。
貧しい浪人の伊右衛門は、跡継ぎのいない民谷家に婿入りすることになった。病で顔がただれ、美貌を失った民谷のひとり娘・岩は、家名を残すためだけのこの縁談を嫌い、夫となった伊右衛門に心を開こうとしなかったが、いつしか真摯な彼の姿に心打たれ、深く愛し合うようになる。そんなある日、伊右衛門は上役にあたる筆頭与力・伊東に呼び出される。伊東は、かつて岩に想いを寄せながら拒絶されたことを今も恨みに思っていた。