アルフレッド・ヒッチコック監督の渡米第1作で、ダフネ・デュ・モーリアのベストセラー小説の映画化作品。イギリスの富豪のもとに嫁いだ後妻が、亡くなった先妻レベッカの幻影に悩まされていく。

ある雨の夜、未亡人の掃除婦エミは近所の酒場で年下の移民労働者の男、アリに出会う。愛し合い、あっという間に結婚を決める彼らだったが、エミの子供たちや仕事仲間からは冷ややかな視線を向けられる。年齢や文化、肌の色、何もかもが異なる二人の愛の行方は。

ジャック(ジャン=マルク・バール)とエンゾ(ジャン・レノ)は、ギリシャの島で幼なじみとして育つ。やがて二人は成長し、コート・ダジュールで20年ぶりに再会した際、エンゾはイタリアのシチリアで開催されるフリーダイビング大会に参加するようジャックに伝える。同じころ、アンデスで偶然ジャックと出会ったジョアンナ(ロザンナ・アークエット)も、出張を口実にニューヨークからシチリアにやって来る。

1941年、ナチスドイツはソ連への大規模な奇襲侵攻作戦“バルバロッサ作戦”を開始した。首都モスクワが大軍に包囲されようとする中、郊外の町ヴォロコラムスクを守備していたパンフィロフ将軍指揮下の第4中隊は敵の猛攻にさらされる。機動力、攻撃力に勝る独軍戦車部隊の前に歩兵中心の守備隊はなすすべもなく、生き残りはわずか28人。だが、彼らはモスクワを守る最後のとりでとして、絶望的に不利な戦いに赴いていく。

どこからともなく、ならず者たちが集う街シン・シティ。ストリップバーの看板ダンサーのナンシーは、なまめかしいダンスで男たちを癒やしながら愛していた刑事ハーティガンに死をもたらした街の支配者ロアーク上院議員に復讐するチャンスをうかがっていた。だが、ロアークは手段を尽くして力を拡大、さらに悪女エヴァの登場で街の腐敗は加速していく。そんな中、ギャンブラーのジョニーがロアークにポーカーで勝負を挑む。

カルト集団と言われる自給自足の村「アルカディア」を10年前に脱走した兄弟ジャスティンとアーロン。幼少時から特殊な生活をしてきた2人は、街で暮らす現在も世間にうまくなじめず、友人も恋人もいない孤独な日々を送っていた。そんなある日、彼らはアルカディアから送られてきたビデオテープをきっかけに、再び村を訪れることを決意。逃げ出したはずの2人を優しく迎え入れた住人たちは、なぜか10年前とまるで変わらない姿だった。さらに2人は村で起きる超自然的な出来事を次々と目撃し……。<超常現象を操るカルト集団の謎に挑む兄弟を描いたSFスリラー。ヌーシャテル国際ファンタスティック映画祭で国際批評家賞、プチョン国際ファンタスティック映画祭で最優秀作品賞を受賞。>