ヘロイン中毒に冒された妹を看取る看護婦のコフィーは麻薬組織への復讐を誓い、行動を開始する。彼女はまず地元のドラッグ・ディーラーを銃殺し、友人の警官カーターには警察の麻薬取り締まり強化を促す。恋人で下院議員のハワードと安らぎのひとときを過ごすコフィーは、一方でジャマイカから来た高級娼婦ミスティックと称して単身麻薬組織に侵入。彼女は売春組織のボスでドラッグ・ディーラーのキング・ジョージ、更には大元締めのイタリア系マフィア、ヴィトローニに巧みに近づき、復讐の機会を窺うのだが…。
メキシコとアメリカの国境地帯で、モイセス(ガエル・ガルシア・ベルナル)と仲間がアメリカに密入国しようと灼熱(しゃくねつ)の砂漠を歩き続けていた。突如何者かに次々と狙撃され、訳もわからぬまま逃げ惑う一行は銃撃だけでなく、摂氏50度の過酷な環境にも苦しめられる。水も武器も逃げ場もない絶望的な状況で、アメリカを目指す彼らの運命は……。
全米で突如始まった同時多発テロ。その裏にはアメリカ全土を侵略し、地獄に陥れようとする計画インベイジョンU.S.A.を企む暗黒集団がいた。各地で昼夜起こるゲリラ活動に警察は手を焼き、アメリカ市民は脅威にさらされていた。陰で操っている天才テロリストのロストフは、計画の邪魔となるある人物を抹殺しようとしていた...その人物とは、元アメリカ秘密謀報員でロトノフの計画を何度となく阻止してきた男、マット・ハンターだった!