「黒髪」:妻を捨て、京都から遠い任地へと赴いた武士。そこで彼は、良い家柄の娘と結婚するが、彼女は冷酷な女で、男は今さら、別れた妻のことを思い出すのだった。やがて任期を終え、京都に戻った彼は最初の妻と再会するが…。「雪女」:きこりの巳之吉は、森へ薪を採りに入ったところで吹雪に遭い、山小屋に閉じ込められるはめに。その晩彼は、雪女の姿を目の当たりにし…。ほかに「耳無し抱一の話」「茶碗の中」の計4編。

エドガー・アラン・ポーの原作を三部作として、ロジェ・ヴァディム、ルイ・マル、フェデリコ・フェリーニといった監督がそれぞれの個性とスタイル生かして作ったオムニバス映画。

エミー賞候補となった「慕情のアンソロジー」の監督4人(Z・アクタル、A・カシャップ、K・ジョーハル、D・バナルジー)が描き出す、身の毛もよだつ4つの物語。