ミラノを舞台に、女学生たちに襲いかかる恐怖と戦慄を描いたショッキング・ホラー。ある大学生カップルが郊外の森で何者かに襲われ虐殺された。彼らと同じ大学に通う女学生(T・オーモン)は現場付近に落ちていたマフラーを見て彼女にしつこく言い寄ってる男が同じ物をしていたことを思い出すが……。

1976年6月27日、テルアビブ発パリ行きのエール・フランス機139便が、アテネ空港出発30分後にハイジャックされた。乗客は245人。飛行機はリビアを経由して、ウガンダのエンテベに着陸。イスラエル人(ユダヤ人)以外の人質全員が解放され、テロリストたちは世界各国に拘留されているゲリラの釈放を要求する。要求のタイムリミットは7月4日午前11時。イスラエルのラビン首相はショムロン准将を司令官に精鋭部隊を組織。決死の救出作戦を展開する・・・。

恐怖小説の祖ラヴクラフトの原作を映画化、日・米・仏3ヵ国の監督が演出したオムニバス・ホラー。第1話は60年前の惨劇を再体験する男の物語。第2話は不老不死を研究した博士と若い娘の愛の悲劇。第3話は魔物の巣に迷い込んだ男の悪夢。予算のせいか特殊メイクの完成度が今一つだが、ロマンと恐怖を描き出す語り口はどれも一級品。SFXをトム・サヴィーニ、スクリーミング・マッド・ジョージ、トッド・マスターズが担当している。

1930年代のアメリカを荒らしまわった実在の強盗ファミリー、ケイト・バーカー一家を事実に忠実に描いたバイオレンス映画。不況で家を失いそうになったケイトは夫に別れを告げ、4人の息子を連れて旅に出る。物見遊山であちこちの町をまわりながら銀行強盗を繰り返す一家。だが、一攫千金を狙って富豪ベンドルバリーの誘拐を企てたことから歯車が狂い始める……。