シカゴ郊外の刑務所(ジョリエット刑務所)を出所したジョリエット・ジェイクと、彼を迎えに来た弟のエルウッドは、兄弟を育ててくれた孤児院に出所の挨拶に行くが、そこで、孤児院が5000ドルの税金を払えないため立ち退きの瀬戸際にあることを知る。孤児院の危機を救うため援助を申し出る二人だが、犯罪で得た汚れた金は要らないと逆に院長に追い払われてしまう。
17歳のレイ・チャールズ・ロビンソン(ジェイミー・フォックス)は、バスでシアトルに向かおうとしていた。黒人はバスの席が隔離されていた時代に、目の見えないレイはバスの運転手にバカにされ、暴言を吐かれる。
英国人科学者のスーザンは、ある日突然、嗅覚を失うという症例を示す患者と出会う。それは国内に限らず、ヨーロッパから世界中へと広がり、人々はパニックに陥る。そんなある日、彼女は自宅の向かいのレストランで働くシェフ、マイケルと出会うが、2人も翌朝には完全に嗅覚を失ってしまう。彼らはさらに味覚、聴覚を失うように。