実在のミドル級ボクサー、ジェイク・ラモッタの栄光と挫折の半生。試合シーンの壮絶な迫力は筆舌に尽くし難く、ボクシング映画としてのクォリティも高いが、あくまでも作品の根底にあるのは、自らの猜疑心によって妻や弟を失う男を描いた人間ドラマ。引退後のシーンのため体重を25キロ増やしてまで破滅型の主人公を演じきったデ・ニーロはアカデミー主演男優賞を受賞。全編のほとんどを占める白黒画面も美しい。

実在の教師エリン・グリーンウェルとその生徒たちによる同名の原作を映画化。1994年のロサンゼルスを舞台に、荒廃した生徒たちの成長を描く。

17歳のレイ・チャールズ・ロビンソン(ジェイミー・フォックス)は、バスでシアトルに向かおうとしていた。黒人はバスの席が隔離されていた時代に、目の見えないレイはバスの運転手にバカにされ、暴言を吐かれる。

海辺の別荘に2年前に投函された手紙が届く。手紙のやり取りを始めると、男は時間軸が違うと気づく。そして未来では男が死んでしまい、女はそれを回避するために行動する。男の死は免れ、2人は出会うことができた。

捜査官を目指すコンピューターの専門家エリック・オニールは、FBIで25年のキャリアを持つ上級捜査官ロバート・ハンセンの事務を担当し、ハンセンの行動をすべて書き留めるよう命じられる。オニールはハンセンの性癖の調査だと言われるが、ハンセンの本当の容疑は、長年にわたるソ連・ロシアのスパイ活動と、アメリカのために働く捜査官の死に責任があるというものだった。

クリスチャン・ベイル、リチャード・ギアら豪華キャスト共演によるボブ・ディランの伝記映画。詩人や映画スター、革命家など、6人の俳優がそれぞれに異なるイメージ像のディランを演じることで、実像に迫っていく。