山里に住む若者アシタカは、怒りと憎しみにより“タタリ神”と化した猪神から呪いをかけられてしまう。呪いを解く術を求めて旅に出るアシタカはやがて、西方の地で“タタラ”の村にたどり着く。エボシ御前が率いるその村では、鉄を造り続けていたが、同時にそれは神々の住む森を破壊することでもあった。そして、そんなタタラ達に戦いを挑むサンの存在をアシタカは知る。人の子でありながら山犬に育てられた彼女は“もののけ姫”と呼ばれていた。

巨匠ポール・シュレイダー監督が構想50年の末に完成させたサスペンス。夫に出産を反対されている女性の相談を受けた神父が、教会が汚職企業から献金を受けていることを知らされ、内なる怒りに苦しむことに……。

南極で研究を続ける古代気象学者ジャック・ホール教授は調査データから地球規模の自然危機を予感する。そして、その4か月後、東京などで異常気象が発生し彼の嫌な予感は現実味を帯びてくる。

メイン州の山奥で製紙工場と先住民族との間で森林を巡る権利争いが起き、その争いを解決すべくワシントンD.C.の医師ロブが調査を依頼される。現地では魚の巨大化や野生動物の狂暴化などの異変が起きていて、ロブは先住民族から「工場が流しているメチル水銀が原因」と聞かされる。さらにロブは、伝説の怪物が長い眠りから目覚めたという予言を告げられる。そしてある日、奇形化した巨大クマが出現し、人間たちを殺害していく。