アメリカの高校で、生徒による銃乱射事件が勃発。多くの同級生が殺され、犯人の少年も校内で自ら命を絶った。それから 6 年、いまだ息子の死を受け入れられないペリー夫妻は、事件の背景にどういう真実があったのか、何か予兆があったのではないかという思いを募らせていた。夫妻は、セラピストの勧めで、加害者の両親と会って話をする機会を得る。場所は教会の奥の小さな個室、立会人は無し。「お元気ですか?」と、古い知り合い同士のような挨拶をぎこちなく交わす 4 人。そして遂に、ペリー夫人の「息子さんについて何もかも話してください」という言葉を合図に、誰も結末が予測できない対話が幕を開ける──。

高麗末期、元の政治干渉に苦しむ恭愍王。そんな王に幼い頃から仕えてきた近衛部隊・乾龍衛の隊長ホンニム は、王が最も信頼する部下であり寵愛の対象だった。元は、後継者がいないことを理由に王権を脅かすが、王は女性を愛することができない。苦肉の策として、王は「お前に似た子が欲しい」とホンニムに王妃 を身ごもらせるように命ずる。戸惑いつつもホンニムと王妃は肌を重ねるようになるが、ふたりの情事を盗み見る王の目にはいつしか嫉妬の色が浮かんでいた・・・。