ペンシルベニア州で育ったマイケル、ニック、スティーヴンは、鹿狩りを楽しむ普通の若者であった。3人は戦況が悪化する一方の北ベトナムへと召集され、前線に放り出された。そこで偶然再会した3人はベトコンの捕虜となり、賭けの対象として実弾入りのロシアンルーレットを強制される。辛くも生き延びた3人だったが、お互い行方がわからないまま時は過ぎる。その後マイケルは、陸軍病院にいたスティーヴンから、ニックがベトナムで生きているという情報を得る。

不況の嵐吹くシェフィールド。 失業に喘ぐ男たちをよそに、女たちは熱狂の渦の中にあった。その日、巡業でやって来た男性ストリップ集団「チッペンデール」のショーが行なわれているのだ。その事を知ったガズも、一人息子を抱えて失業中の身であった。女たちの過熱ぶりを見たガズは、「これしかない!」と決意する。そして始まった仲間集めの為のオーディション。そこへ集まったのは、やはりそれぞれに事情を抱える男たちだった。

ペンシルバニア州の鉄鋼不況に苦しむ小さな町。景気の悪い鉄工所に勤める父と兄が働けども豊かになれない姿を見ていた高校生ステフは、この町から飛び出す希望を持ち、大学の奨学金を手に入れるため部活で得意のアメフトに打ち込む。だがある試合の直後、コーチのニッカーソンと激しい口論になったステフは退部処分を受けてしまう。恋人のリサはそんな彼を慰めるが、未来への希望を閉ざされたステフは途方に暮れる。